新垣結衣、女優業の減少は「引退準備」のため? 星野源との「海外移住」説浮上でファンざわつく

斉木順

 5月に俳優でミュージシャンの星野源と結婚することを発表した女優の新垣結衣。来年のNHK大河ドラマ出演も決まっているなど、一見すると公私ともに順風満帆と思える彼女に「引退説」「海外移住説」が浮上し、ファンをざわつかせている。

 今回の結婚発表と同時に、新垣は長年所属していたレプロエンタテインメントとの専属マネジメント契約を終了。当面は新たな形の契約でレプロのサポートを受けながら、個人としても活動していくとしている。

 結婚しても特に生活に変化がないのなら、わざわざ契約形態を変更する必要はない。そのため、これが新垣の「引退」の前触れではないかと推測する声が飛び交った。

 新垣といえば、多数のCM契約を抱える超人気タレント。しかし、なぜか近年はドラマや映画への出演が激減しており、業界内で「体調が悪いのでは」「精神的な負担が大きいのでは」といぶかしがる声が広がっていた。だが、それも結婚や出産、さらには芸能界からの引退を見据えて仕事を絞っていたのだと考えると納得がいく。

 2017年に引退した元女優の堀北真希さんは、俳優の山本耕史との結婚の前後からCM以外の仕事を減らし、フェードアウトするような形で芸能界を去った。同じように、新垣もCM以外の仕事を絞って「寿引退」の準備を進めているのでは……とする見方があるようだ。

 5月28日発売の「女性セブン」(小学館)では、星野が新垣を連れて「ニューヨークに移住する」との説を伝えている。

 星野は全編英語詞の楽曲を制作したり、2019年に念願のワールドツアーでニューヨークや上海などを巡ったことで、海外志向が強まっているといわれる。コロナ禍の状況次第といった面はあるだろうが、星野はアメリカに拠点を移して本格的に海外で活動したいという思いがあるという。

 もし2人が海外に移住した場合、国内でのCMやドラマがメインである新垣の仕事に大きな影響が出るのは間違いない。さらに子どもが生まれれば、新垣が日米を行き来して仕事をするようなことはほぼ不可能だろう。レプロとの協力関係を残してCM出演や大河出演で「恩返し」をしつつ、海外移住を見越して引退の準備をしている……という見方には一定の説得力がある。

 その一方、新垣の結婚後初の「主演ドラマ」をめぐってTBSと日本テレビが争奪戦を繰り広げているとも伝えられている。特に、星野との結婚のきっかけになったドラマ『逃げるが恥だが役に立つ』を放送していたTBSは鼻息が荒く、昨年末には「週刊文春」(文藝春秋)で『新垣結衣、TBS「逃げ恥」枠で来年10月期の主演ドラマ内定』と報じられたこともあった。

 また、新垣サイドがTBSドラマのオファーを蹴り、そのスキに日本テレビが出演交渉に持ち込んだとの報道もあった。

 いずれにしても、現状で決まっている女優としての仕事は来年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演だけ。だが、これも新垣にとって「大河初出演」となるだけに、一部では「女優業に踏ん切りをつけるための出演では」「引退作になるのでは」と見る向きがある。

 もしそうだとすると、新垣の「引退Xデー」の時期は大河終了を待っての2023年以降。果たして本当に引退となってしまうのか、テレビ各局が何とか引き留めるのか、今後も彼女の動向から目が離せなさそうだ。
(文=斉木順)

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雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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