5月30日深夜に放送された乃木坂46の冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の次週予告に遠藤さくらが涙を流すシーンがあったことで、「さくちゃんに何が!?」とファンをザワつかせている。
6月9日リリース予定の27thシングル『ごめんねFingers crossed』で自身2度目(※)のセンターに抜擢された遠藤だが、『乃木坂工事中』の次週放送では同作の“ヒット祈願”企画としてスカイダイビングを行うとのこと。実際に飛んでいるメンバーの顔は編集で隠されていたが、ヘルメットを着用した遠藤が涙を流す姿は映っており、「飛ぶ予定だったのに断念した?」「誰かが代わりに飛んでる?」などと、ファンの興味をかき立てているようだ。
※遠藤さくらは24thシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」(2019年9月4日リリース)で初センターを務めた。
そんな遠藤は、3月に放送された同番組の『バラエティ養成講座』という企画で、『VTRを見た後でコメントをする』というチャレンジがうまくいかず涙する場面があり、このところすっかり“泣き虫”キャラが定着しつつある。
このキャラは、OGの西野七瀬のデビュー時に通じるものがある。西野は前身番組『乃木坂って、どこ?』の中で、デビューシングル『ぐるぐるカーテン』(2012年5月2日リリース)のPRのためティッシュ配りをした際、通行人に無視されたことがショックで泣き出すなど、初期の頃は涙を流す姿をよく見せていた。
ところが、自身がセンターに初抜擢された8thシングル『気づいたら片想い』(2014年4月2日リリース)のヒット祈願企画で、マカオタワー(地上233m)からのバンジージャンプに挑戦することになり、号泣しながらも勇気を出して飛び降りてみせた。
これが人気浮上のターニングポイントのひとつになったことを西野本人も口にしているが、続くシングル「夏のFree&Easy」(2014年7月9日リリース)でもセンターに抜擢されるなど、このチャレンジによって頭ひとつ抜き出る存在となれたのだった。
これに加えて、遠藤が“憧れの先輩”として名前を挙げる1期生の生田絵梨花も14thシングル『ハルジオンが咲く頃』(2016年3月23日リリース)の同企画でスカイダイビングに挑戦しているため、「さくちゃんも飛べば、さらなる飛躍のキッカケになるかもしれない」とファンの熱視線が集まっている。
西野と白石麻衣の2大エースが卒業してしまった乃木坂46だが、新たな“グループの顔”として遠藤の覚醒を期待したいところだ。
(文=永尾兼)
<ライタープロフィール>
AKB48にハマったのをキッカケに、女性アイドルの追っかけ兼ライターとして活動中。現在は坂道グループ(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)の記事を中心に執筆。元乃木坂46の橋本奈々未を永遠推し。