成田凌、ダメ男のイメージ定着で「爽やかな役やらせて」と懇願! ファンや関係者は「クズ役」を高評価

斉木順

 俳優の成田凌が、放送中のNHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』で演じた“クズ夫”の反響の大きさを告白。「NHKさん責任取って」「爽やかな役をやらせてほしい」と、NHKに直談判したことが話題になっている。

 7日に放送された同局の情報番組『あさイチ』では、同ドラマでヒロインの千代を演じている女優の杉咲花がゲストとして登場。千代の夫役だった成田がVTR出演した。

 成田が演じる一平は、つらい時期を支えてくれた糟糠の妻である千代がいながら、若い劇団員の灯子(演:小西はる)を妊娠させた挙げ句、離縁を申し入れて千代を捨てたサイテー男。放送中、ネット上でも「一平のドアホ!」「クズすぎる」「朝ドラ史上トップクラスのダメ男」「本気で許せない」などと非難ごうごうとなっていた。

 このシーンの反響について、成田は「他の現場に行っても、いろんな人にハッキリと『(一平が)嫌いです』と言われる」と告白。続けて「僕としては、視聴者の気持ちに『そうですよね、本当に最低ですよね』って乗っかるパターンでいこうと決めている」と、視聴者の怒りに寄り添うことでその場をしのいでいることを明かした。

 だが、成田はあまりの反響の大きさに「NHKさんに責任を取ってほしい」と冗談めかしながら自身のイメージ回復を懇願。「すっごい爽やかな役とかやらせてほしい。ここ1年くらいで」とアピールした。

 クズ夫を演じたことで本人のイメージまで下がってしまったとしたら、ある意味では役者冥利に尽きるともいえる。しかし、この「クズ男イメージ」は役柄のせいばかりではないとの見方もあるようだ。

 成田は4月末に「週刊文春」(文藝春秋)で『「おちょやん」成田凌の「ドアホ!」な女癖』と報じられ、元交際相手を名乗る女性によって「自宅に複数の女性が出入りしている」「女優の二階堂ふみも部屋を訪れている」「たくさんの女性と遊んでいることについてまったく悪びれない」などと暴露された。

 同記事を別にしても、以前から成田には「チャラ男」疑惑が根強くあった。だからこそ、日本中の視聴者が憤るような“クズ夫”を見事に演じることができたのではないかという意見もあるようだ。

 実際、朝ドラ出演以前から「成田凌のクズ男役は鉄板」「成田凌のクズ役は独特の色気がある」「金や女にだらしない役をやらせたら最強」などと、ファンや業界関係者に評価されていたという経緯もある。

 すべて成田の演技力の賜物なのか、それとも私生活の奔放さが演技にプラスの効果を及ぼしているのかはわからないが、いずれにしても世間が彼に求めているのは「爽やかな役」ではなさそう。いっそのこと、クズ役を極めて独自の地位を築いてほしいものだ。
(文=斉木順)

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雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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