今をときめく若手俳優、成田凌。2013年にファッション誌の専属モデルとして芸能界デビューした後、映画やドラマに次々と出演し、2018年には映画『スマホを落としただけなのに』と『ビブリア古書堂の事件手帖』で「第42回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した、期待の星である。

 そんな彼の真骨頂と言われているのが、「クズ役」だ。2017年にドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)に出演した彼は、ヒロインと恋に落ちるもしれっと二股をかけるクズ美容師役を演じ、ハマり役だとして話題を呼んだ。その反響もあってか、ドラマ終了後、彼に「クズ役」のオファーが殺到。映画を中心に、さまざまなシチュエーションで金や女にだらしない男を演じてきた。

 彼が演じるクズは、最低でどうしようもない男なのに、どこか憎めない。その独特な雰囲気が女性ファンの母性本能をくすぐり、心を掴んで離さないのだろう。今回は、そんな成田が「クズ役」を演じている映画3本を紹介しながら、彼の魅力を紐解いていく。

●『愛がなんだ』(2019年公開)
【作品情報】
28歳のOL山田テルコは、マモルに一目惚れして以来、マモル中心の生活を送っている。マモルに夢中になるあまり、仕事を失いかけたり、友人に呆れられたりするが、それでもテルコはマモルに生活の全てを捧げてきた。そんなある日、マモルからの連絡が突然途絶えてしまう。
【見どころ】
成田のクズっぷりが最も輝いている作品といっても過言ではない。成田演じるマモルは、主人公を悪びれる様子もなく都合のいい女として扱う典型的なクズ。言動やたたずまいがクズのステレオタイプで、思わず「いるいる!」と共感してしまう。主人公がどんなに尽くしても振り向いてくれないのに、「そこ行く!?」とズッコケたくなるような意外な女性に惚れ込むのが、悔しいけどリアル。

●『チワワちゃん』(2019年公開)
【作品情報】
いわゆる“パリピ”と呼ばれる若者たちは、毎晩のように東京の街に集まっては、青春らしきものを謳歌していた。ある日、グループのマスコット的存在だったチワワちゃんが、東京湾でバラバラ遺体となって発見される。残された仲間たちでチワワちゃんについて語り合うも、誰も彼女の素性を知らず、自分たちの関係が空っぽなものだったことに気付く。
【見どころ】
成田が演じるヨシダは、グループ内で彼女を取っ替え引っ替えしている、パリピ兼クズ。金髪にヒゲ、柄シャツといった“いかにも”なスタイルが女性ファンから評判が良く、「成田凌が演じるクズで一番好き」といった声が上がるほど。ふとした時に見せる弱さや切ない表情も必見。

●『スマホを落としただけなのに』(2018年公開)
【作品情報】
主人公の彼氏がスマホを落としたことによって、思いもよらない事件に巻き込まれてしまうミステリードラマ。志駕晃の同名小説を、ホラー映画『リング』で知られる中田秀夫監督がメガホンをとり実写化された。
【見どころ】
この作品で成田が演じる浦野義治は、表の顔はネットセキュリティーの専門家だが、裏の顔は狂気の殺人犯という、前述の2本とはまた違った方向でのクズ。共演した俳優陣からも「気持ち悪い」と言われるほどの怪演っぷりで話題となった。表の顔は好青年そのものなので、豹変した時とのギャップにゾッとする。

 以上、成田が「クズ役」を演じている映画3本を紹介させていただいた。さまざまなジャンルのダメな男を起用に演じ分けられる彼の今後には、大いに期待できるだろう。ハマり役としての“クズ代表”として、これからも日本の映画界を盛り上げていってほしい。

成田凌の「クズっぷり」がアツい映画3選! どうしようもない男なのにたまらなく惹かれる…のページです。エンタMEGAは、エンタメ映画の最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!