NHK連続テレビ小説『おちょやん』に出演中の俳優・成田凌が、『成田凌のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）の生放送でラジオパーソナリティーに初挑戦。思わぬ発言を連発し、反響を呼んでいる。
成田は冒頭、「いや～、初めてのラジオで、生で2時間ひとりでやるっていうのは、なかなかのチャレンジ」と緊張を隠さず、オープニングトーク後も「いや～、15分記憶がないんすよ。手が痺れてね、今ちょっとやばい！」と落ち着かない様子だった。
序盤の自己紹介では、「古着屋でバイトしてるときに、ここにいるマネジャーにスカウトされまして」「（オーディション中の撮影現場に）何を間違えたのか、女の子を連れて行っちゃって。どんなやつだよって思われたかもしれないんですけど、どうにか受かりまして、今まだ『メンズノンノ』で（モデルを）やらせていただいてます」と女性絡みの失態を告白。
さらに、「毎年毎年ネクストブレイクと言われ……、今ね、朝ドラ出てますので。朝ドラ出たら、売れるでしょ。今年は売れたい！」とアピールするなど、人間味のあるトークを披露した。
後半でテンションが上がった成田は、「さっきのコーナー、本当楽しかった。興奮した～。ちょっとなんか、“たっちゃった”もんなあ～」と発言。
エンディングトークでは、「もう、一皮剥けてるんで。もうタートルネックなんて着ませんよ、今年は」と生放送を乗り切った達成感を語り、「今年もズル剥け成田凌をよろしくお願いします」と締めていた。
通常、この曜日の『オールナイトニッポン』は星野源が担当しているが、初挑戦の成田に対し、番組前半にはリスナーから「“スカウトされた”や“オーディションに女の子を連れて行った”など、リスナーに向けたマウントを2つもぶち込んでいます。こういうの、リスナーは大嫌いです」「僕たち、成田さんのこと今のところ嫌いです」といったメールが届いていた。
しかし、番組が進むにつれ「アホみたいな感じでしゃべってる成田さんがだんだんクセになってきて、好きになってきました」と好意的な感想が届くなど、優等生ぶらない人柄が伝わり評価は一変したようだ。
同様にTwitterでも「この人めっちゃ面白いな」「ラジオ向きの人じゃん…毎週やってください」「やっぱりこの人はバカなのかもしれない。好きになった」と好意的な声が相次いでいる。
深夜ラジオ向きの素性が判明した成田。朝ドラ出演といい、“売れる”ための武器がまたひとつ増えたようだ。
（文＝鈴木紬）
＜ライタープロフィール＞
芸能誌の編集者を経て、エンタメ系ライターとして活動。関心のあるジャンルは、女性アイドルグループ、K-POP、ドラマ、お笑い、ユーチューバーなど。芸能人のSNSのパトロールが日課。
