おぎやはぎ・矢作兼、心霊番組の「ヤラセ」を暴露! 「ラップ音は霊媒師が小石投げてた」と証言で共演者爆笑

斉木順

 おぎやはぎの矢作兼が、5日に放送されたバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に出演。心霊番組の「ヤラセ」を暴露したことが話題になっている。

 番組では「ヤラセ設定持ちかけられた芸人、番組成立のためならついつい片棒担いじゃう説」が提唱され、プレゼンターの小籔千豊が「ヤラセしたことありますか?」と矢作に直球すぎる質問を振った。

 矢作は「いっぱいありますね」と当然のように答え、自身の経験の中で一番衝撃的だったヤラセについて語りだした。

 矢作によると、オカルト系番組で霊媒師と共に幽霊が出るという場所へロケに行ったという。電話ボックスのところに幽霊が必ず出るというウワサがあったそうで、矢作は「そこに行ったら、電話ボックスから『パチン、パチン』って音がして『ラップ音です!』と言うんです」と、定番の“心霊現象”があったと証言した。

 ところが、心霊現象の正体は「その霊媒師が小石をすげえ投げてたんです」とのことで、子ども騙しのような原始的トリックだったことが判明。矢作は「それ以降、心霊の番組は全部ウソなんだなと」と語り、共演者たちを爆笑させていた。

 心霊番組でのヤラセといえば、昨年12月に他界した僧侶の織田無道さんによる暴露も話題になった。

 かつて霊能者タレントとして大活躍した織田さんだが、番組スタッフから「あの木の下にこういう霊がいることにしましょう」などと“演出”を提案されることが珍しくなかったそうで、昨年6月の週刊誌のインタビュー記事で「当時のテレビはヤラセだらけ」「そもそも私の宗派にお祓いはないので除霊はできない」と発言している。

 今回、タレント側からも暴露されたことで、心霊番組で「ヤラセ」があったのはほぼ確定的になったともいえそうだ。

 これにネット上では「今考えると昔の心霊番組ってコンプラ的にアウトだよなあ」「少し前は心霊動画を集めた番組とかよくやってたけど、あれも加工映像だろうからどうかと思った」「マツコの番組でも心霊映像はヤラセってほぼ暴露してたな」といった、ヤラセ演出への厳しい声が上がっている。

 その一方で「ヤラセの可能性込みで楽しむのが心霊番組では?」「心霊番組って、川口浩探検隊みたいにヤラセをわかっていながら楽しむもの」「今はすぐにヤラセとか騒がれるから、心霊番組がなくなってしまって寂しい」といった意見もあり、エンタメとしての「ヤラセ」には寛容であるべきと考える人も少なくないようだ。

 ただ、コンプライアンスが厳しくなったことも影響し、地上波で心霊番組がほとんど「絶滅状態」になっているのは事実。矢作による暴露も、そういった状況だからこそできたのかもしれない。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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