坂上忍、YouTube動画で「好感度タレント」に変身? 動物たちに愛情注ぐ姿に「本当は優しい人」「尊敬する」との声

斉木順

 週刊誌の「嫌いな司会者ランキング」でワースト1になるなどアンチが多いとみられていたタレントの坂上忍が、YouTubeチャンネルの開設をきっかけにイメージを大きく変えている。

 開設当初は「すぐに炎上しそう」「再生回数が悲惨なことになりそう」と揶揄されていたが、数十万回の再生数をコンスタントに記録し、視聴者から好意的なコメントが殺到するなどまさかの大成功となっているのだ。

 坂上は司会を務める情報番組『バイキングMORE』(フジテレビ系)での高圧的な言動が物議を醸すことが多く、今年1月には「週刊女性」(主婦と生活社)の『嫌いな司会者ワーストランキング』で、2位の宮根誠司や3位の小倉智昭を大きく引き離してワースト1に選ばれた。

 SNSやネット掲示板でも坂上への批判が目立ち、ネット上での好感度はかなり低いように感じられる。

 坂上自身もSNSなどでの「嫌われ」度を認識していたのか、これまではネットと距離を取ってきた。しかし、3月に突如としてYouTubeチャンネルを開設し、ネットユーザーたちを驚かせたのだ。

 動画コンテンツのメインとなっているのは、坂上が自宅で飼っている犬14匹&猫4匹の動物たち。テレビでおなじみの「パグゾウ」くんをはじめとした“18兄弟”の愛らしい様子や、彼らのお世話をする坂上の奮闘ぶりが伝わってくる内容だ。

 3月末に投稿された「【坂上家の18兄弟さんを全員紹介!】さらに、新たな兄弟も初出し!」と題した動画は、ペットたちのそれぞれの性格の違いまで詳しく紹介しており、すべての犬猫に深い愛情を注いでいることがうかがえるとして大好評。約1カ月で再生回数が106万回を突破している。

 また、YouTube動画の定番である「モーニングルーティン」も坂上の場合は一味違う。4月27日に投稿された動画「早朝5時から18兄弟のお散歩!? どうやってるの!?坂上家のモーニングルーティン!」では、性格や体力に応じて犬たちを6グループに分け、2時間半以上もかけて散歩させている様子が収められている。

 ほかにも排泄の有無をチェックしたり、散歩後に足を拭いてあげたり、ご飯を作ったりとさまざまな作業があり、朝からクタクタになってしまいそうなルーティンを終えてから『バイキングMORE』の放送へ向かっているのだ。
 
 これにネット上では「すべての動物の飼い主さんが、坂上さんくらい責任感ある人であったらいいのに」「ここまでやれるのは尊敬、頭下がるわぁー」「坂上さんは怖い印象があったけど、かよわい存在にはとことん優しい人だとわかりました」「なんか坂上さんのことを誤解してました…心根はとても優しい人なんだなあ」などと、称賛の声が殺到している。
 
 いわゆる「アンチ」からのコメントはほぼ皆無となっており、動画の評価も圧倒的に「高評価」が多く、YouTubeチャンネルだけ見れば“超好感度タレント”といえる状況。動物たちの可愛らしさと坂上の知られざる努力、そしてテレビとのギャップによって好感度が急激に上昇しているようだ。

 最近は知名度の高い芸能人がYouTubeチャンネルを開設して大爆死するケースが多発しているが、ネットと相性が悪いとみられていた坂上がまさかの大成功となりそうだというのだから、世の中なにが起きるかわからないものだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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