芸能界独立ラッシュも…中居正広「辞めない方がいい」、米倉涼子「ひとり泣き」と“1年組”が苦労を証言

編集部

 ここ数年、ジャニーズ事務所や吉本興業、オスカープロモーションなどの大手事務所を筆頭に、芸能人の“独立ラッシュ”が続いている。

 かつては「タレントが移籍や退所をしたら干される」とのウワサもあったが、2019年、公正取引委員会は契約終了後の芸能活動に対する事務所の不当な制限について「独占禁止法上問題となり得る行為」との見解を示した。こうした動きが、独立を加速させるひとつの要因になっているようだ。

 個人事務所を立ち上げることによって、これまで所属事務所に差し引かれていたギャラ分も自身の懐に入るようになり、同じ仕事量でも「稼ぎは増える」ということになる。

 しかし、話はそう単純ではないようで、昨年3月末に27年間所属したオスカーを退所し、その翌月に個人事務所『Desafío(デサフィオ)』を立ち上げた女優の米倉涼子は、今年1月発売の女性ファッション誌「GLOW」(宝島社)のインタビューで、「新しい毎日はとにかく大変でした」と振り返っている。

 これまでは女優業のみに専念すればよかったものの、独立後は社長業も兼務するようになったことで金銭、人事、書類作成などといった業務に追われ、「気づいたら家でひとりで泣いていたこともあったくらい」としつつ、「私は甘やかされていたんだなと実感する一年でもありました」と語っている。

 その米倉と同じく昨年3月末にジャニーズ事務所を退所し、個人事務所『のんびりなかい』を立ち上げた中居正広の“本音”については、プライベートで親交のあるお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、4月1日深夜放送回のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)内で証言している。

 中居も同じく雑務に追われているらしく、岡村は「言っとくよ、絶対会社辞めない方がいい」と諭されたという。また「岡村君としゃべってる場合じゃないの。改編期だから」とも言われたらしく、本来ならマネージャーが立ち回る業務にも心身をすり減らしているようだ。

 収入面では大きなメリットがある一方、本業以外での業務が増えるといったデメリットもある独立。自身の代わりにスタッフを雇えば、すべて解決する話だが……。

 いずれにせよ、独立から“1年組”の赤裸々な告白は、今後独立を画策するタレントに多少なりとも影響を与えることになりそうだ。

 

(文=大西かずや)

 

<ライタープロフィール>

大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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