女優の米倉涼子が主演する人気ドラマシリーズ『ドクターX～外科医・大門未知子～』（テレビ朝日系）の第7弾が、今年10月に放送される予定だと報じられた。「新シリーズ制作は難しい」といった報道もあったが、ついに米倉が再登板を決意したようだ。その一方で「最終シリーズになる」とのウワサもあり、ファンの関心を集めている。
24日付の「文春オンライン」（文藝春秋）が『米倉涼子主演「ドクターX」新シリーズが放送へ』と報じており、25日発売の「週刊文春」（同）でも同様に新シリーズの放送が決定したと伝えている。
同記事によると、シリーズ制作のネックになっていたのは米倉と前所属事務所の関係。前所属事務所の会長が同ドラマシリーズの制作に関わっており、昨春に事務所から独立した米倉と会長の関係が良好とはいえなかったため、続編制作が危ぶまれていたという。
しかし、最近になって前所属事務所側の態度が軟化。一方、米倉も今年2月に設立したファンクラブ「よねさんち」の会員数が伸び悩んでいると伝えられるなどの不安要素があり、自身の代表作に再登板してふたたび存在感を示したいところ。両者の思惑が一致した結果、ついに「10月に続編放送」のゴーサインが出たようだ。
米倉はCM露出こそ以前と変わらぬレベルを保っているものの、本業の女優としての仕事はすっかりご無沙汰。今年配信予定のNetflixオリジナルシリーズ『新聞記者』の主演を務めることは決定しているが、地上波ドラマに関する情報はいまだにない。一部では「楽天モバイルのCMでしかほとんど見ない」とまでいわれている状況だった。
それだけにファンにとって「ドクターX復活」報道は何より嬉しく、ネット上では「大好きなドラマなのでとても楽しみ」「米倉さんの当たり役でハマリ役。ずっと続けてほしい」「コロナで娯楽が少ないなか、秋が楽しみになってきた」「スカッとした演技で、このご時世の陰鬱な空気を吹きとばしてほしい」といった期待の声が飛び交っている。
だが、その一方で「今回で最終シリーズになる可能性がある」との報道も。以前から米倉は「同じシリーズを続けると女優として色がつきすぎる」として、同ドラマの出演に難色を示していたと伝えられていた。心変わりで再登板を決意した一方、次期シリーズで「最後」にする案を含め、シリーズをきちんと終わらせる方向でテレビ朝日や前事務所の会長と話し合っているという。
やはり、米倉にとっても『ドクターX』は思い入れの強い作品であり、独立をきっかけに「うやむやに終了」という結末になることは避けたかったのだろう。ケジメをつけたいという思いも、米倉が再登板を決めた大きな理由のひとつだと考えられそうだ。
