浜辺美波、上白石萌音&萌歌姉妹に“劣等感”の過去を告白… 「同期はライバル」事務所の戦略が大当たり?

大西かずや

 女優の浜辺美波が、4月25日放送のバラエティ番組『日曜日の初耳学』(TBS系)にゲスト出演。MCの林修を相手に“デビュー当初”の苦労話を語り、話題になっている。

 2011年に開催された第7回『東宝シンデレラオーディション』を経て芸能界入りを果たした浜辺。スタジオには小学4年生だった頃から今までの写真が並び、林からは「かわいくない時期が人生にない」と絶賛されたのだが、実際にはコンプレックスだらけだったという。

 これまで沢口靖子や長澤まさみなどの人気女優を輩出してきた同オーディションだが、浜辺が受賞したニュージェネレーション賞はこの回だけしかなく、「どちらかという保険をかけた賞」という認識があったとのことだ。

 そのため浜辺は「ちゃんとやらないとすぐに新しい代がでてきて用なし」になってしまうという危機感があったと明かしたが、これを聞いて驚いた林が発した「この素敵な少女が保険?」というコメントはファンの気持ちを代弁することになったことだろう。

 そんな“特別枠”で選出された感覚にプラスして、グランプリを受賞した上白石萌歌や、その姉で審査員特別賞を受けた萌音ら同期に対しては、「選ばれた子達って。感受性が豊かで本当にスタイルが良かったりとか自分にないものをみんな持っていた」と評価しつつ、劣等感も感じていたという。

 さらに、マネージャーから「同期はライバルだと思え」と指導され、レッスンの合間に楽しそうに喋っていると「そうじゃない」と怒られることもあったらしく、劣等感が「さらに高まった」と語った浜辺。だが、現在は上白石姉妹ともども売れっ子女優になったため、ネット上では「結果的に事務所の戦略が大当たり?」「審査員の慧眼も凄い」などと称賛の声が集まっている。

 デビュー後に落ちたオーディションは「何十、3桁いってたかもしれない」と苦労を重ねた浜辺だが、17年に公開された主演映画『君の膵臓をたべたい』で一気にブレイク。さらに、その翌年1月期にドラマ版が放送され、人気シリーズ化した『賭ケグルイ』でのギャンブルに狂う“ぶっとんだ演技”によって「心の殻が全部破れる」経験をし、ターニングポイントになったという。

 その劇場版第2弾『賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』が4月29日に公開予定だが、苦労を重ねてきたからこその“芯の強い演技”を今回も披露し、観客を魅了してくれることだろう。
(文=大西かずや)

<ライタープロフィール>
大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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