上白石萌音、“可愛くなきゃダメ”固定観念を捨ててブレイク! “NHK重宝”でさらなる躍進か

大西かずや

 女優の上白石萌音が3月27日の女性ファッション誌「with」(講談社)に登場。ブレイクに繋がった仕事上の“Myルール”を明かし、ファンの注目を集めている。

 以前は「役に対してガッチガチの先入観の持ち主」だったという上白石。2年前に映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の主演オファーが届いたときには、「恋愛もののヒロインは可愛くなきゃダメ」との考えから、「最初は速攻で、『無理‼』と思った」のだとか。

 しかし、事務所の先輩女優・一路真輝からの「何でもやってみなさい」や「お話をいただいた時点でご縁があるのよ」といったアドバイスに後押しされて役を引き受けたところ、「主演なんて名目に過ぎない」ことに気づき、肩が軽くなったとのことだ。

 そして、「あのとき踏み出した一歩が、今につながっていると思います」と語ったが、同映画での初々しい演技が注目され、昨年1月期放送の連続ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)では、佐藤健が演じたドS系の医師に振り回される看護師役を演じて一気に本格ブレイク。“応援したくなるヒロイン”像を確立したのだった。

 同作品のスタッフが再結集して制作された、今年1月期の連続ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(同)でも同様のキャラクターを演じ、全話平均視聴率11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好結果を残したことで、若手コメディエンヌの中では頭ひとつ抜け出た存在になりつつある。

 このように勢いが増す中、現在放送中のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演し、今年下半期の朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のヒロイン役もゲットと、NHKのドラマへの出演が相次ぎ、知名度と人気をさらに伸ばすことが期待されている。

 歌唱力にも定評があり、昨年8月には自身初のオリジナルフルアルバム『note』を発売し、さらにミュージカル女優としても活躍中。同じく歌と演技で才能を発揮する妹の萌歌ともども、今後のエンタメ業界をリードしていくことになりそうだ。
(文=大西かずや)

<ライタープロフィール>
 大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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