『ボス恋』最終回13.2%で有終の美! 川口春奈『かざ恋』は「胸キュンハードル」の上がりすぎが心配!?

鈴木紬

 上白石萌音とKis-My-Ft2・玉森裕太の胸キュンシーンが話題の火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)の最終回が16日に放送され、同作最高となる平均視聴率13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことがわかった。

 これまでの最高は第9話の12.0%だったが、最終回でこれを1.2ポイント上回った。同じ上白石が主演を務めた昨年1月期の『恋はつづくよどこまでも』の最終回の15.4%には及ばなかったが、全話平均は共に11.6%で並ぶ結果となった。

 ネット上では、「『ボス恋』のおかげで、この3カ月間キュンキュンしっぱなしだった」「すでに『ボス恋』ロスなんですけど。つらみ」といった声が相次いでおり、「火曜ドラマ=胸キュン枠」というブランドイメージはさらに高まったといえそうだ。

 同枠は『恋はつづくよどこまでも』以降、『私の家政夫ナギサさん』を挟み、『おカネの切れ目が恋のはじまり』『この恋あたためますか』に今回の『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』と3作品連続でタイトルに「恋」の文字が入っているが、4月からは川口春奈が主演を務める“うちキュン”ラブストーリー『着飾る恋には理由があって』がスタート。主人公とひとつ屋根の下で暮らすことになる“ミニマリスト男”を横浜流星が演じるほか、関ジャニ∞の丸山隆平、中村アン、向井理などが出演する。

 同作は『恋はつづくよ…』の脚本家・金子ありさ氏が手掛けるとあって、早くも火曜ドラマファンの期待は高まっているが、「胸キュン展開へのハードルが上がりまくっている」ともいえる。『ボス恋』でさえ「最終回に胸キュンシーンが少なかった」といった不満の声が少なからずあり、『着飾る恋…』も「胸キュンして当たり前」という先入観が付きまといそうな予感だ。

 川口といえば、2013年に『夫のカノジョ』(TBS系)でゴールデン枠の連続ドラマ初主演を果たすも、全話平均視聴率3.87%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大惨敗。これ以降、「低視聴率女優」などと揶揄される不遇な時代を経て、20年に沢尻エリカの代役として引き受けた、時代劇初挑戦となる『麒麟がくる』の帰蝶(濃姫)役で大ブレイク。支持の高まりに比例して広告人気も急騰し、いまやCM契約数で業界トップクラスになるまで上り詰めた。

 『着飾る恋…』が7年半ぶりの連ドラ主演となる川口。相当なプレッシャーを感じていてもおかしくないが、『ボス恋』を含め同枠が築き上げた“胸キュン“のハードルを軽々と飛び越え、ひと回りもふた回りも成長した姿を見せてくれるといいのだが……。
(文=鈴木紬)

<ライタープロフィール>
芸能誌の編集者を経て、エンタメ系ライターとして活動。関心のあるジャンルは、女性アイドルグループ、K-POP、ドラマ、お笑い、ユーチューバーなど。芸能人のSNSのパトロールが日課。

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