V6が11月1日に解散すると電撃発表してジャニーズファンが大揺れになっているなか、KinKi Kidsの堂本光一の発言が注目を集めている。メディアでたびたび報じられてきた「キンキ解散説」に自ら言及したのだ。
話題の発言があったのは、東京・帝国劇場で上演中の主演舞台『Endless SHOCK-Eternal-』の13日の公演。終了後のカーテンコールで、光一が前日に発表されたV6の解散について語りだしたのだという。
光一は井ノ原快彦から解散発表の連絡をもらったそうで、V6のメンバーたちに向けて「新しい出発を応援したい」とコメント。続けて、光一は「年齢的に次は俺らじゃないかと言われてますけど…(笑)」と、KinKi Kidsの解散説に触れたという。
すかさず光一は「まあ、そう言ってるうちは大丈夫なんですけどね」と安泰だからこその冗談であることをアピールしたが、その一方で「何が起きるかはわかりませんけど」とも語ったとされる。
近年、ジャニーズのグループについては「25周年の壁」なるジンクスがささやかれている。SMAPは、デビュー25周年の節目だった2016年末に解散。TOKIOは25周年の前年に山口達也が不祥事で脱退し、今年3月いっぱいで長瀬智也も退所。少年隊は現在もグループ名こそ残っているものの、グループの活動自体は25周年前後にほぼストップし、昨年いっぱいで錦織一清と植草克秀がジャニーズを退所した。
つまり、デビュー25周年前後に「解散」「メンバー脱退」「グループ活動休止」といった何かしらの事件があり、それ以降もオリジナルメンバーで精力的に活動できているグループはほぼいないというジンクスだ。
唯一、それに抗っていたのが誰ひとり欠けることなく25周年を迎えたV6だった。しかし、そんな彼らも26年目で解散が決定してしまった。
1997年にデビューしたKinKi Kidsは、来年が問題の「25周年」にあたる。かねてから堂本剛のジャニーズ退所説が流れていたことも影響し、V6の解散決定が報道されるとKinKi Kidsのファンから不安の声が続出した。そのような声が耳に入り、光一が「年齢的に次は俺ら」と解散説に言及した可能性は高そうだ。
はたして、これはファンを安心させるための言葉だったのか、何かしらの狙いがある「匂わせ」なのか。光一に続ける気があっても、根強く「退所説」がささやかれている剛の動向次第で状況は変わってしまうだけに、ファンはどこか不安を抱きながら彼らの25周年を見守ることになりそうだ。
(文=斉木順)
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