昨年10月にジャニーズ事務所から独立した歌手で俳優の山下智久が、一部で確執が伝えられていたKAT-TUNの亀梨和也の誕生日写真に「いいね!」をしていたことが判明。ファンが心配していた「不仲説」を完全払拭したと話題になっている。
まさかの「いいね!」は10日付の「東スポWeb」で報じられ、ファンがざわつく事態となった。
話題になっているのは、亀梨が主演する放送中のドラマ『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)の公式Instagram。先月23日、35歳の誕生日を迎えた亀梨を、共演者の松下奈緒やSixTONES・松村北斗らがお祝いしている集合ショットが投稿されたのだが、それに山下の公式アカウントが「いいね!」を押しているのだ。
亀梨と山下は、2005年に放送された連続ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(同)での共演をきっかけにユニット「修二と彰」を結成し、同ドラマの主題歌となった『青春アミーゴ』が大ヒット。2019年末の「ジャニーズカウントダウン」でユニット名を「亀と山P」に改称し、昨年は初アルバム『SI』の発売やライブツアーを計画していた。
プライベートでも仲が良く、公私にわたって「相棒」同士だったふたり。ところが、昨年8月に山下と亀梨が未成年女性を含めた複数人で飲酒したと報じられ、謹慎処分となった山下は同10月いっぱいでそのままジャニーズ事務所を退所。「亀と山P」は事実上の解散となり、初アルバム『SI』も発売中止が決定した。
山下の退所は周囲にとっても寝耳に水だったといわれ、一部メディアでは「亀梨も知らされていなかった」と報じられた。さらに、亀梨が「仕事先のことも考えてほしい」「こんなふうに辞めて、誰がフォローすると思ってるんだ」と愚痴をこぼしていると伝えられ、ふたりの友情にも致命的な亀裂が入ったとみられていた。
しかし、もし気まずい関係になっていたら誕生日写真に「いいね!」を押して祝福したりはしないだろう。現役ジャニーズと“辞めジャニ”という関係上、あまり公の場で絡めないという事情もあることも踏まえると、たかが「いいね!」ひとつとっても山下の思いの深さが感じられる。
もう二度と交わることがないと思われていたふたりだが、いまだに厚い友情でつながっているとわかったのはファンにとって嬉しい出来事。しばらくは別々の道を歩むことになるが、将来的な「亀と山P」の復活も期待できるのかもしれない。
(文=斉木順)
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