西田敏行の熱唱に泣き、長瀬智也&阿部サダヲの“純烈イジリ”に爆笑? 『俺の家の話』第6話への声

佐久間泰造

 TOKIO・長瀬智也が主演を務める連続ドラマ『俺の家の話』(TBS系)の第6話が2月26日に放送され、平均視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.2ポイントダウンとなってしまった。

 家族に内緒で覆面プロレスラー・スーパー世阿弥マシンとして活動しつつ、能楽の人間国宝である父・観山寿三郎(西田敏行)の介護と『観山流宗家』の跡取り修行に奮闘する主人公・寿一(長瀬)の姿を描いた同ドラマ。

 前回、福島県にあるスパリゾートハワイアンズへ家族旅行をすることになった観山家だが、寿三郎には過去に交際した女性への“謝罪行脚”という裏テーマがあるようで、目的地に向かうまでに元カノの元へ何度も立ち寄ることに。

 その行動に対して寿一は「恥ずかしい」と主張するも、残された時間が短いことを知る寿三郎は聞く耳を持たず激怒。寿一は親孝行したいと思いつつも介護のストレスでつい苛立ってしまい、寿三郎は寿一に感謝の気持ちを抱くも照れくささから言葉にできない、というすれ違いが描かれた。

 これには「言葉にしなきゃいけないのについないがしろにしてしまうのは“家族あるある”かも」「自分にも思い当たる節がある」などと、我が身を振り返るキッカケになった視聴者もいたようだ。

 そうして寿三郎とギクシャクしてしまった寿一は、ひょんなことから歌謡コーラス・グループ・純烈を意識した『潤沢』でメインボーカルを務めるたかっし(阿部サダヲ)の依頼により、弟の踊介(永山絢斗)、腹違いの弟・寿限無(桐谷健太)とともにスパリゾートハワイアンズのステージに上がることになってしまう。

 思い切りよく歌い踊ることで観客を沸かせる寿一たち。そこへ寿三郎が登場し、死が近づく自分の人生を肯定的に歌う名曲『マイ・ウェイ』を熱唱。この素晴らしい楽曲も反響を呼び、「“純烈イジリ”のお笑い演出からのギャップで胸が熱くなった」と、笑いと涙の緩急差で視聴者に感動を与えることになった。

 寿一と寿三郎の関係がひとまず元に戻り、家族旅行のいい思い出ができた今回。次回は息子・秀生(羽村仁成)の親権を巡り、寿一が元妻・ユカ(平岩紙)と争うようで、こちらも目が離せない展開となりそうだ。
(文=佐久間泰造)

<プロフィール>
高校卒業後、劇作家を目指し上京。舞台、映画、ドラマのレビューを中心にエンタメ系ライターとして活動中。メタボがちょっぴり気になる30代独身男。

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