2月28日放送の『ワイドナショー』（フジテレビ系）でダウンタウンの松本人志が、かつて交際疑惑があった女優の常盤貴子の話題に触れた。
番組では、東京五輪の聖火ランナーを辞退する芸能人が相次いでいる問題を取り上げ、すでに辞退が報じられているロンドンブーツ1号2号・田村淳、歌手・五木ひろし、俳優・斎藤工、女優・玉城ティナの4人について紹介。松本は「当たり前だと思いますよ」と辞退に理解を示し、「やっぱり聖火リレーは、始まる前に『オリンピックやります』って断言してもらわないと」「矛盾したことになっちゃってる」と問題点を指摘した。
さらに、「あと、こんなに辞退、辞退っていろんな人が辞退してるっていうてるのに、常盤さんは入れない忖度が僕はちょっと気持ち悪いです」と、石川県内を走る予定だった常盤の辞退を紹介しない番組スタッフにチクリ……。
松本といえば、かつて常盤と番組で共演していた今田耕司が橋渡し役となり、常盤と意気投合。1995年頃から写真週刊誌に自宅デートがたびたびスクープされていた。そんな過去から、今回は番組側が松本に配慮したようだが、これまで『ワイドナショー』で“芸能界の忖度”に対し苦言を呈してきた松本だけに、自分の過去のせいで恣意的にニュースが伝えられることが我慢ならなかったのだろう。
しかし、ふたりの関係を忘れていた芸能リポーターの駒井千佳子氏が「（常盤は）辞退した時期が早かったんですよ」と勘違いのフォローをしてしまう。東野幸治がすかさず「いや、違うんです。それはたぶん、松本さんと昔……」と説明すると、松本が「全部言うてまうんかい。なんで東野が芸能リポーターに芸能ニュースを説明しとんねん」とツッコみ、スタジオは笑いに包まれた。
松本が常盤との関係に触れるのは珍しい。2019年11月放送の『快傑えみちゃんねる』（関西テレビ）では、松本が“共演NG”の芸能人について「唯一あるとすれば、昔、肉体関係のあった人ですよね」と答える一幕があった。このとき、司会の上沼恵美子が「1人知ってますけど」「女優さん」などと掘り下げたが、最後まで常盤の名前が出ることはなかった。
（文＝鈴木紬）
＜ライタープロフィール＞
芸能誌の編集者を経て、エンタメ系ライターとして活動。関心のあるジャンルは、女性アイドルグループ、K-POP、ドラマ、お笑い、ユーチューバーなど。芸能人のSNSのパトロールが日課。
