米倉涼子、『ドクターX』新作に映画化も!? “海外進出は困難”で本人も前向きか

新城優征

 女優・米倉涼子の代表作『ドクターX ~外科医・大門未知子~』シリーズに映画化の話が持ち上がり、話題を呼んでいる。

 テレビ朝日系「木曜ドラマ」枠の大ヒットシリーズである同ドラマは、2012年にスタートし、19年に放送された第6シーズンが最新作となる。14年の第3シーズンまでは毎年新作が作られていたが、そこからやや不定期となり、15年、18年、20年は制作・放送されていない。米倉はシリーズ継続に難色を示していると言われ、この空白の期間に降板説は度々囁かれてきた。昨年も、米倉がついに降板するとの報道が一部で出ていた。

 しかし「女性自身」(光文社)によれば、現在は新作出演に前向きだという。同誌は2020年6月9日号で、当初20年の10月期に新作が放送予定だったものの、米倉はオスカープロモーションから独立したタイミングで降板を申し入れたと報じた。だが同11月24日号では一転、コロナ禍により予定していた渡米が頓挫したため、降板を撤回し、21年10月期で出演する方向で話が進んでいるとしている。

 そして現在発売中の同誌によると、『ドクターX』はシリーズ新作となる第7シーズンだけでなく、映画化も検討されているという。『ドクターX』同様にテレビ朝日の内山聖子氏が製作総指揮を執り、中園ミホ氏が脚本を担当した昨年10月期の『七人の秘書』が好評だったことに触発され、米倉は前向きとのことだが……。

 映画化について、早くもドラマファンからは「映画向きではないような気がする」「大画面で観たい!」と賛否を呼んでいる。内山氏はかつて第2シーズン終了のタイミングでの「日刊ゲンダイDIGITAL」のインタビューの中で、シリーズ続編や映画化はないときっぱり否定しつつ、「上から命令されたら『御意』と言わざるを得ないのかも」と発言していた。その後第6シーズンまで続いたことを考えれば、映画化の可能性は十分あるだろう。また、テレビ朝日は『相棒』シリーズに続き、同局の長寿シリーズ『科捜研の女』の映画化も決定したが、これを公式発表より2カ月以上前に報じていたのも「女性自身」だ。

 米倉は海外志向が強く、ブロードウェイへの再挑戦やハリウッド進出も視野に入れた渡米を希望していると言われているが、新型コロナウイルスの収束が見えない現状、しばらくは国内に留まることを余儀なくされるだろう。2021年は『ドクターX』の新作シリーズと映画版の撮影に集中する年となるのかもしれない。

(文=新城優征)

<ライタープロフィール>
 ドラマ・映画好きの男性ライター。Netflix配信の海外ドラマなどの取材経験もあり。とある現場で間近で見た山Pの美しさが忘れられない。

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