キンプリやスノストも… ジャニーズ事務所が定期的な一斉薬物検査を導入 業界全体に広がるか

編集部

 近年、芸能人の薬物問題が世間を騒がせることが増えたが、ジャニーズ事務所は所属タレントに対し、定期的に薬物検査を行うことにしたようだ。

 「女性自身」12月29日号(光文社)が報じたところによると、同事務所は先月末から400人ほどいる所属タレントを対象に一斉薬物検査を実施。King & Prince、Snow Man、SixTONESといった若手グループから始まり、デビュー組のほとんどがすでに検査を終えているという。検査は簡易的なものではなく、立会人監視のもとで厳正な方法で行い、今後も半年に一回の頻度で継続していくとしている。

 この本格的な検査の背景には、言うまでもなく薬物絡みで逮捕される芸能人が増加していることにある。昨年3月にピエール瀧、11月に沢尻エリカ、今年2月に槇原敬之、9月には伊勢谷友介と続いており、特に瀧と沢尻の逮捕はNHKに痛手を与えた。瀧は『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、沢尻は『麒麟がくる』といずれも大河ドラマに出演しており、NHKは2期連続で代役を立てての撮り直しを余儀なくされたからだ。NHKはこうした状況を受け、今年4月以降のレギュラー出演者に対し、正式な契約書を交わす前に、違法薬物の使用や反社会的勢力との関わりがないことを誓約する書面の提出を求める方針を発表している。

 また、ジャニーズ以外の事務所も危機感を持っているようだ。アカペラグループ・RAG FAIRの土屋礼央は今年2月、『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)に出演した際、槇原の再逮捕の報にショックを受けたと心境を吐露した後、「うちの事務所が薬物検査を先月からし始めて。僕も内緒で(検査)されて」と、ワタナベエンターテインメントが抜き打ちでの薬物検査を実施していたことを明かしている。

「ジャニーズ事務所にとっても、元・光GENJIの赤坂晃が07年に現行犯逮捕され、解雇処分としたり、嵐・大野智の“疑惑”を一部週刊誌に報じられたりと、ひとごとではない。特にアイドルにはクリーンなイメージが求められるため、一斉検査の実施はリスク管理においても必要でしょう。また、テレビ局や制作会社、広告代理店に“ジャニーズのタレントは大丈夫”とアピールできるだけでなく、ファンも安心して応援できる。

 RAG FAIRの土屋は『定期的にやることで抑止力になる』とナベプロの判断を支持していましたし、大手事務所がこういう動きを見せることで業界全体に波及することが期待されます」(芸能ライター)

 芸能界から薬物絡みの醜聞が完全になくなることに期待したい。

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