元SMAPで現在は「新しい地図」として活動する稲垣吾郎が、地上波テレビで「SMAP愛」を語ったことが話題になっている。ジャニーズ事務所との雪解けムードを感じさせており、将来的な「奇跡の再結成」に期待が集まっているようだ。
稲垣は14日、夕方のニュース番組『Nスタ』（TBS系）に出演。同番組の総合司会を務める井上貴博アナのインタビューを受けた。
主演舞台のPR目的で出演しているはずだったが、トークは次第にSMAP時代の話に。元メンバーでオートレーサーの森且行選手が11月の日本選手権で初優勝したことに「僕もうれしかったですね」と笑顔でコメントしたのを皮切りに、SMAPについて語りだした。
井上アナから「SMAPとはどんな存在だった？」とストレートに質問されると、稲垣は「人生そのものですよね」と回答。SMAPがなければ今こうしてインタビューを受けることもなかったかもしれないとし、続けて「（SMAPは）僕のすべてですね。こういう形（解散）になってしまいましたけど、一生忘れないこと」と隠すことなくSMAP愛を告白した。
解散後もラジオ番組などでSMAPに言及することはあったが、地上波テレビでここまでSMAPについてはっきりと語ったのは前例がない。
「稲垣、香取慎吾、草なぎ剛の3人はジャニーズ事務所とケンカ別れしたような形になっていたため、そもそもテレビ局側がジャニーズに『忖度』して3人にSMAPのことを聞こうとしなかった。しかし、森選手の日本一獲得の話題があったあたりから急激にムードが変わっており、その流れでTBS側も思い切ったインタビュー内容にできたのでしょう」（芸能ライター）
稲垣の「僕のすべて」「こういう形になってしまった」という言葉からは、SMAPへの未練がうかがえる。解散したくてしたわけではない……という心の叫びが聞こえてくるようだ。
「今年1月に放送されたネット番組では、香取が木村拓哉の主演ドラマ『グランメゾン東京』（TBS系）を視聴していることを明かし、劇中の木村の決めポーズまで披露していた。解散劇の背景には『木村と香取の確執』があったとささやかれていましたが、少なくとも香取は木村に対して現在は嫌悪感を持っていないようです。また、今春にジャニーズ事務所を退所した中居正広と『新しい地図』の共演が計画されているとウワサされ、奇跡の再結集が実現するのではないかと期待されています。問題は唯一ジャニーズに残った木村ですが、ジャニーズと『新しい地図』が雪解けムードとなれば将来的に共演の可能性はある」（同前）
再結集に関しては情報が錯綜している面もあるが、少なくとも「新しい地図」側が地上波テレビでSMAPについて語れるようになったのは目に見える大きな変化。ジャニーズとの和解や元メンバー同士の共演など、遠くないうちにまさかの事態が起きることもあり得そうだ。
