お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、若手漫才師の登竜門『M-1グランプリ』（テレビ朝日系）の観客に対して批判を繰り広げ、物議を醸している。
EXITは『M-1グランプリ2020』 に挑戦するも、昨年同様、準々決勝で敗退。この敗退直後の心境を語る動画が今月1日、彼らのYouTubeチャンネルで公開された。
相方のりんたろー。が「去年楽しめなかったなってのがあったんで、（今回は）楽しめた」と感想を述べると、話は兼近が「ゲロすべりでしたもんね」「マジきつかった」という昨年の敗退に遡ることに。りんたろー。が、ツアーや営業で練り上げた渾身のネタをぶつけたものの、まったくウケなかったと振り返ると、兼近は『M-1』の観客について語り始めた。
兼近は、「お笑い通ぶった、自称お笑いファンが集まってるじゃないですか、『M-1』って。本当のお笑い好きじゃないというか。その人たちが意地でも（EXITで）笑わないみたいな顔してました」「奴らはお笑いが好きなんじゃなくて、“お笑いが好きと言ってる自分”に酔っている人たちですから。人気者を叩くことで自分が“お笑いを分かってる”と思われたい人たちですから」などと発言。営業でウケるネタは『M-1』の観客から煙たがられ、「尖った（ネタ）というか、“普通の人が笑うことじゃないこと”で笑いたい人たちの大会」との持論を展開した。
敗退の理由を観客に責任転嫁したとも取れるこの発言に、お笑いファンから反発が相次ぐことに。コメント欄には「あのネタでは準決いけなくて当然」「EXIT好きだけど、漫才は面白いってなかなか思えないのが本音です」「単純に面白くなかった。客の質じゃない」といった意見が寄せられ、彼らの動画としては珍しく、高評価数の3分の1を超える1000近い低評価が付いている。
「兼近の言ってることは正直分かる、でもあのネタなら落ちるのはしょうがないのかなと」「言ってる事は理解できる。でも負けたやつが言ってもなぁ」など、兼近の指摘にも一理あるとの声も少なくないが……。
