俳優の高橋一生が、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフシリーズ『岸辺露伴は動かない』の実写ドラマ版で主演を務めることが決定。メインビジュアルや放送日程などが14日に発表された。同ドラマは12月28～30日の夜10時に3夜連続でNHK総合とBS4Kで同時放送される。
カルト的な人気を誇る作品であるだけに原作ファンから猛烈な反発があるかと思われたが、今回は「楽しみすぎる」「期待するしかない」といった好意的な声が続出しているようだ。
原作の『岸辺露伴は動かない』は、本編『ジョジョの奇妙な冒険』の第4部に登場した人気キャラクター・岸辺露伴を主人公にしたスピンオフ。露伴は人気漫画家であると同時に、人を本にして記憶を読む能力を持った“スタンド使い”でもある。
ドラマ版では、高橋が露伴役を務めるほか、相棒となる女性編集者・泉京香役に飯豊まりえ、京香の恋人・平井太郎役に中村倫也を起用。シリーズ屈指の人気エピソード「富豪村」（12月28日放送）をはじめ、同29日に「くしゃがら」、同30日に「D.N.A」が放送される。
本編の『ジョジョ』は2017年に山﨑賢人の主演で実写映画化されているが、その評価は賛否の差が激しく興行収入も今ひとつに終わった。原作ファンの求めるハードルが高かったことが“敗因”と推測されている。
それだけに『岸辺露伴は動かない』の実写化にも相当な拒絶反応が生じると思われていた。ところが、ネット上では「NHKに感謝しかない」「ドラマ化に向いてそうで期待できる」「受信料を払ってきた甲斐があった」「高橋一生の露伴先生って意外とよさそう」「NHK攻めてるな～」といった好意的なコメントが殺到している。
