TBS系『半沢直樹』の最終回が世帯平均視聴率32.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し大成功を収めるなか、夏目三久が総合司会を務める同局ワイドショー『あさチャン!』の行方が注目されている。
TBSの瀬戸口克陽編成局長は、9月30日の定例社長会見で、同ドラマの続編やスペシャルドラマについて「スタッフ、キャスト含め、全力を出し尽くした。そういう意味では、考えておりません」と発言。
半ば言及を避けたかたちだが、TBSがここまでのお化けドラマをこれで終わらせるとは考えづらく、主演の堺雅人サイドに対し、すでに交渉を行っている可能性もありそうだ。
2013年の前作から7年ぶりに復活を遂げた同ドラマだが、ここまで空いてしまったのは、堺やその所属事務所である田辺エージェンシーが難色を示したからともっぱら。だが、TBSの根気強い交渉により、念願の続編が実現した。
また、TBSの“交渉の要”と言われてきたのが、14年にスタートした『あさチャン!』。『半沢直樹』続編検討の交換条件として、田辺エージェンシー・田邊昭知社長の寵愛を一身に受けているといわれる夏目が抜てきされたのではないかとウワサされてきた。
しかし、『あさチャン!』は同時間帯のフジテレビ系『めざましテレビ』、日本テレビ系『ZIP!』、テレビ朝日系『グッド!モーニング』といった競合番組が平均視聴率8~10%台を記録するなか、2~3%台と目も当てられない状態が続いてきた。