「近藤はメリー名誉会長から息子同然に可愛がられ、ジャニーズ事務所の“長男”として少年隊メンバー以上の特別な地位を得ています。ただ、メリー名誉会長も90歳を超える高齢で第一線から退いていますし、もしものことがあれば近藤も居場所を失って退所を考えざるを得なくなるでしょう。現在、現場を仕切っている滝沢秀明副社長や現社長の藤島ジュリー景子氏にしてみれば、近藤は扱いづらい目の上のたんこぶともいえる存在ですからね」（同前）
近藤といえば、デビュー35周年を迎えた2014年の大みそかに大規模ライブ『ジャニーズカウントダウン（通称カウコン）』にスペシャルゲストとして登場し、メドレーで十数曲を延々と歌い続け、近藤のことをほとんど知らない若い観客たちア然とさせて大ひんしゅくを買ったことがあった。観客から「悪夢」とまで呼ばれた、度を過ぎた特別待遇もメリー氏の庇護があったからこそだったのだろう。
ところが、今年はデビュー40周年イヤーにもかかわらず、目立ったアニバーサリー企画はなし。新型コロナウイルスの影響もあるだろうが、それ以上に「メリー氏が第一線を退いた」という事情が大きく関係しているといわれる。そういう意味では、近藤も進退の岐路に立たされている可能性は高そうだ。
最近はジャニーズ事務所からの退所者が続出しているが、長く在籍しすぎて厄介者扱いされるより、良好な関係を築いたまま退所した方がいい……と考えるのは賢明な判断なのかもしれない。
