プロ野球開幕決定も「金食い虫」の生中継にスポンサー付かず、テレビ局はため息

編集部
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 大幅に遅れていたプロ野球の開幕が6月19日に決定した。ファンにとっては待ちに待った開幕だが、中継を予定する地上波テレビ局関係者はため息をつきならが、こう語る。

「こういったご時世なのでまったくCMが入らないんですよ。野球中継はカメラを多数設置したり、リポーターやスイッチャーを配したり、中継スタッフの数が多くて、人件費と労力がかかります。にもかかわらず、なかなかスポンサーが見つからないので、あまり中継したくないのですが、球団との付き合いもありますし……。

開幕3連戦や本拠地開幕のゲームはスポンサー側に『ご祝儀でCM出しましょう』『祝開幕でスポンサーになってください』という形で営業できているものの、7月以降の中継はスポンサーがサッパリついてませんよ。このままいけば来年以降、地上波でのプロ野球中継減少にますます拍車がかかりそうです」

 もちろん、悲鳴を上げたくなるのは球団側も一緒。開幕しても当面や無観客試合ということで、収益は大幅な悪化が予想され、経営サイドも頭を抱えているという。

「チケット収入や球場での飲食、グッズ販売による利益も見込めません。そのため、選手の年俸カットも視野に入れているようで、選手会の反発も予想されます。また、コロナショックで親会社が経営危機に陥っている球団も取りざたされていて、今シーズン終了後、身売りや球団買収といった球団再編に向けて動き出す可能性もあります。ただ、12球団の間でも親会社の経営状況やオーナーの意向が異なることから、球団数などの方針をめぐって、こちらも紛糾することが予想されています」(スポーツ紙デスク)

 開幕日は決まっても前途多難であることには変わりがないプロ野球界。火種がくすぶる中、この危機を乗り越えられるのだろうか。

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