プロ野球界開幕、6月19日は早すぎる!? 大相撲ほか他競技は「早期開幕を歓迎」との声も

編集部

 5月11日、プロ野球は12球団代表者会議を開催し、公式戦開幕の目標について6月半ばから下旬を目標とすることで一致した。野球協約に定められたシーズン成立の条件は最低120試合行うことだが、7月開幕にズレることになれば、所定数は消化ができず、不成立となる公算だ。先に開幕を果たした台湾や韓国のプロ野球のガイドラインを参考にして、6月上旬から調整用の対外試合を組み、最短で「6月19日」の開幕をめざす方向だが……。

「あまりに早すぎ開幕予定に選手は驚いています。チームごとに方針の違いもあり、4、5月に活動自粛をしていたチームほど損をし、自粛をしなかったチームほど調整がうまくいっているので得をします。練習量に差が生まれていて、準備不足の球団の選手が、ケガするリスクなどが懸念されていますよ。

楽天イーグルスなどは『開幕するには早すぎる』と言っているようですが、巨人は、事前に開幕予定日を知らされていたのではないかというほど、手際よく準備を進めています。5月11日からは東京ドームを使用し、1軍選手が集まり、チームプレー練習を実施。いつでも実戦再開できるような準備を進めています。球界内では親会社の読売新聞を通じ、政府筋などから情報をキャッチしていたのではないかといぶかしむ声が上がっています」(スポーツライター)

 プロ野球が開幕へと突き進むことで、社会全体の新型コロナウイルス感染警戒への緩みが心配されているが、スポーツ界ではこの動きを歓迎する向きもある。

「他競技の関係者は『プロ野球が開幕できるのであれば、我々も活動できようになる』と捉えています。特に、5月場所が中止となった大相撲は、東京で開催することになった7月場所を実施できるか不透明な状態となっています。ネット上などではまだまだスポーツ活動が再開することに批判的な意見が多い中、開幕したプロ野球が世間に受けいれられれば、風向きが変わり、大相撲をはじめ、他の競技イベントも開催しやすくなると見ています」(同)

 スポーツ界全体に大きな影響を与えるであろうプロ野球の開幕。ただ、このまますんなりいくとは限らないだけにその動向に注目が集まっている。

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