松本人志「#検察庁法改正案に抗議します」やらない宣言はきゃりーぱみゅぱみゅへのメッセージ?

編集部

 5月17日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、先週末にTwitter上で500万件近くツイートされるなど大きな動きを見せた「#検察庁法改正案に抗議します」の話題となった。番組では、きゃりーぱみゅぱみゅの10日のツイートに「芸能人が政治を語るな」といった批判が殺到し、翌11日に「ファンに混乱を与えてしまった」と削除したエピソードが取り上げられた。

 これを受け松本人志は、芸能人の政治発言そのものは否定しないものの「1回やっちゃうと『これに関してどう思うねん?』となってしまうのが大変だなというのが、やらない理由」と話した。

 確かに芸能人Twitterは一般ユーザーより多くの目に触れるため、慎重さは必要だろう。さらに松本は「そこに1票を投じることで、ファンの人たちを引っ張り込むのを申し訳ない気持ちがしてしまう」と、「ファン第一」としたきゃりーの考えに同調した。

 きゃりーは昨年に2回、同番組にゲスト出演しており、VTRでもその時の画像が使われていた。きゃりーは大きなメガネにスーツ姿のインテリ風ファッションで出演するも、社会派バラエティ番組で思うような結果を残せなかった。

 最初の登場となった19年5月の回では、『週刊文春』(文藝春秋)に不倫が報じられた千原せいじが釈明に現れ、きゃりーは「奥さんが心配」と当たり障りのないコメントを述べるにとどまった。2度目の同年10月の回でも、ほかのコメンテーターの意見に追従する姿勢が目立ち、「自分の意見を適切に表現できていない」印象だった。

 今回の松本の発言は、「1回やっちゃう」と議論の輪の中に入ってしまい「大変(な労力)」というニュアンスだったが、これは一般的な感覚でもあるだろう。「芸能人が政治を語るな」はさすがにナンセンスな決めつけだが、もしかしたら芸人には芸人の、エンターテイナーにはエンターテイナーなりのふさわしい戦い方と場所というものがあるのかもしれない。
(文=相川ナロウ)

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