俳優の木村拓哉が、中国のSNS・Weiboで、新型コロナウイルス禍でもサーフィンに興じる人へ向けて自粛を促した。
現在、日本各地では緊急事態宣言発令後も気にせず海に集まるサーファーが問題になっており、神奈川県の黒岩祐治知事は4月22日の記者会見で「湘南の海には来ないでいただきたい」と注意喚起。日本サーフィン連盟も同日、「一番大切なのは、Stay At Home です」などと呼び掛けた。
「サーファーである木村もこの日、Weiboで『Even if there’s good waves right now, let’s stay home TAK』(編注: 今、いい波があっても、家にいよう!! TAK)と発信。タイミング的に、黒岩知事や日本サーフィン連盟の動きを受けての行動かもしれません。日本のSNSでは以前から、サーファーの問題について『キムタクあたりが呼びかけてくれたら効果ありそう』という声が相次いでいたため、それがやっと実現した形です」(記者)
自身の影響力を自覚したうえで、コロナ禍での正しい行動を呼びかけた木村。その行動に賛辞が集まる一方で、Weiboは日本で馴染みが薄いだけに、「なぜ中国のSNSで?」「日本語で呼びかけたほうが良くない?」「一体、誰に言ってるのだろう」と疑問の声も上がっている。なお、普段は中国語での投稿が多い木村だが、今回は英語を選んでいる。
「タイミング的に、多くの人が木村の投稿を“日本のサーファーへ向けたメッセージ”と受け取っているもよう。なぜか日本語でのSNSをやっていない木村ですが、もし日本人へきちんと呼びかけたいのあれば、Weiboよりもジャニーズ事務所の公式YouTubeあたりで発信したほうが拡散されそうです」(同)
日本を中心に活躍しながらも、なぜか公式SNSは“中国向けのみ”である木村。木村もよくサーフィンに訪れていた神奈川県や千葉県の海に集まる人々に、もっとこのメッセージが届いてほしいが……。