「#コロナ離婚」に一石? 夫婦の絆が深まる映画3選の画像1

 外出自粛+在宅勤務によって家族で過ごす時間が増えたことで、「絆が深まった」という声があがる一方、ツイッターでは「#コロナ離婚」というキーワードがトレンドに。「夫がずっと家にいることがストレス」「夫が家事を手伝わない」という妻の意見や「家事を手伝おうとしても、妻のやり方と違うようで怒られる」という夫の不満で、夫婦がすれ違い状態に陥ってしまうケースがあるようだ。

 お互いを分かり合えなくて、トゲトゲした気持ちになってしまうこともあるだろう。そんな時は、夫婦をテーマに描かれた映画を観て、2人の関係を見つめなおしてみてはいかがだろうか。今回は、夫婦の絆が深まるような編集部おすすめの3本を紹介させていただく。

(1)『ぐるりのこと。』監督:橋口亮輔
【作品情報】バブル崩壊から映画が公開された2008年にかけて実際に起こった犯罪・事件を織り込みながら、ある夫婦の10年間を描いたヒューマンドラマ。何事もきちんとしなければ気がすまない妻・翔子と、靴の修理工から法廷画家へと転職した頼りなさげな夫・カナオが、すれ違いや深い悲しみを乗り越え、夫婦の絆を紡いでいく。
【出演】木村多江、リリー・フランキー他
【見どころ】本作のキャッチコピーである「めんどうくさいけど、いとおしい。いろいろあるけど、一緒にいたい。」を、そのまま表現したような作品。夫婦とは、互いを補い合い、手を取り合って生きていくものなのだと気づかせてくれる。中でも印象強いのは、DVDジャケットにもなっている屏風の前で2人が並ぶシーン。何の会場なのか、どうして2人は並んでいるのかについては、ぜひ本編をご覧いただきたい。

(2)『永い言い訳』監督:西川美和
【作品情報】人気小説家の夫・幸夫と、美容院を経営する妻・夏子の夫婦仲は冷めきっていた。幸夫が不倫相手との密会を楽しんでいたある日、バスの事故によって夏子はこの世を去ってしまう。表向きには「妻の死に悲しむ夫」を演じる幸夫だが、実際のところ涙1つ流せずにいた。そんな幸夫だが、夏子の親友で同じバス事故で命を落としたゆきの夫・大宮と出会ったことをきっかけに、少しずつ自らの悲しみに気付いていく。
【出演】本木雅弘、深津絵里、竹原ピストル他
【見どころ】本作を手がけた西川監督は、『万引き家族』『そして父になる』で知られる是枝裕和監督の弟子にあたる。是枝監督の作品を思わせる家族の温かな愛と、女性監督ならではの繊細な心理描写が相まって、心がギュッと締めつけられる。不倫や妻の死を悲しめないことについて、自分の中で何とか正当化しようとするも、それが“言い訳”であることに気が付く幸夫。脆く、情けない男がだんだんと変化していくプロセスに注目していただきたい。

(3)『Every Day』監督:手塚悟
【作品情報】音楽家・haruka nakamuraの楽曲「every day」から着想を得た作品。交通事故で昏睡状態になってしまった恋人が、「1週間だけ時間をもらったの」と主人公・晴之の前に姿を現す。突然の不思議な出来事に困惑しながらも、恋人との残された時間を過ごしていく晴之。あたり前だった2人の日常が、特別な時間に変わっていく。
【出演】永野宗典、山本真由美他
【見どころ】知る人ぞ知る実力派俳優が揃うこの映画は、隠れた名作。作中の2人は恋人という間柄だが、「デリカシーのない行動で相手を傷付けてしまう」「素直に謝れない」など、夫婦にも共通するところはたくさんあるはず。ラストの「ただいま」「おかえり」を何度も言い合うシーンは、涙なしには見られない。大切な人と過ごす何気ない日常は、儚く、かけがえのないものであるということを実感できる作品。

 男女の思考の違い、女性にはわからない男性の言い分やその逆もあるはず。1人で観てじっくりと考えるのも、夫婦で観て感じたことを共有するのもいいかもしれない。家で過ごす時間が、夫婦や家族にとって穏やかな時間になることを願う。

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