声優・藤原啓治さん追悼「おすすめ出演作品3選」 クールな役からギャグなキャラクターまで…

編集部

 4月16日、声優の藤原啓治さんが、同月12日に55歳で死去していた。癌を患っていたという。

 『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役(初代)で国民的な知名度の「声」を持っていた藤原さん。それだけに「うそでしょ」「ショックすぎる」「あのひろしの声をもう聴けないのか……」と、突然の訃報に悲しみの声が広がっている。

 声優として多くの人に愛された藤原さんのご冥福を心よりお祈りしたい。今回は、藤原さんの名演技が見られるアニメ作品を3つご紹介したい。代表的である『クレヨンしんちゃん』以外でチョイスさせていただいた。

(1)「交響詩篇エウレカセブン」(2005〜2006など)ホランド・ノヴァク役

 現在もファンの多い人気作。反政府組織「ゲッコーステイト」を軸にしたSFロボット作品だが、藤原さんが演じたのは「ゲッコーステイト」のリーダーであるホランド・ノヴァクだった。短気で子供っぽいキャラクターから、精神的な成長を遂げていくカリスマの機微を見事に演じきっている。

(2)「はじめの一歩」(2000〜2013不定期で放送など)木村達也役

 言わずと知れた、「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中のボクシング巨編。元いじめられっ子の幕之内一歩が、“本当の強さ”を求めて、ボクシングのチャンピオンを目指す物語だ。藤原さんは同作で、一歩が所属する鴨川ボクシングジムの先輩・木村達也を演じた。馴染みの青木勝とともになかなか王座に手が届かない中堅ボクサーで、冷静沈着なキャラクターをクールな声で表現。一度日本王者に挑戦したが(OVAで発売)、その熱い戦いは作品屈指のベストバウトである。藤原さんの声とともに、改めて楽しんでいただきたい。

(3)「鋼の錬金術師」(2003〜2004、2009〜2010など)マース・ヒューズ役

 錬金術が存在する世界で「禁忌」をおかした兄弟が、自分の肉体を取り戻す旅をするダークファンタジー。藤原さんは子煩悩で優しく、でも頭が切れる軍人・マース・ヒューズ役。明るいキャラクターだが、作品としては悲劇的な役回りであり、そのギャップに多くの視聴者がショックを受けた。これも、藤原さんの抑揚のある演技のたまものだろう。

 

 もちろんこれらは藤原さんの活躍を知ることができる作品のごく一部で、視聴者一人ひとりに「おすすめの藤原啓治出演作」があるに違いない。

 藤原さんはこの世を去ったが、作品は永遠に残り続け、また「会う」こともできるのだ。

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