『ワンピース』など放送延期… アニメ業界「3密」で制作維持困難に心配の声

編集部

 4月20日、毎週日曜朝に放送されている東映アニメーションの『ヒーリングっど プリキュア』(テレビ朝日系)、『デジモンアドベンチャー:』『ONE PIECE』(ともにフジテレビ系)が、4月26日以降の放送を延期することがわかった。

 いうまでもなく新型コロナウィルスの影響であり、制作体制が整わないからこそである。他にも『ポケットモンスター』(テレビ東京系)も一部の制作作業見合わせが4月19日に発表されている。

「新型コロナウィルス感染において懸念すべき『密閉、密接、密集』の3密が、アニメの制作現場はモロに当てはまりやすいのが実情の様子。どうしようもないといえばそうですが……。アニメファンからは『制作の人の給与補償あるのかな』と心配する声や『もっとストックがあると思っていた』と、放送予定ギリギリの状況で制作を続けていたことに驚く意見もあります。いずれにせよ『ブラック労働』といわれやすい業界ですので、さまざまな面で不安な状況が続くと思われます」(記者)

 現在は、大人も子どもも家からは積極的には出られない(出るべきではない)状況だ。特に子どもからすれば、アニメがしっかり放送されることは、大きな娯楽ができるということだが、どうやらその状況を維持するのは困難になりつつある。今後はドラマと同じく「再放送」で何とか放送枠を保つ形になるようだが……。

「『ヒーリングっど プリキュア』は過去の厳選エピソードを放送、『デジモン』は『ゲゲゲの鬼太郎』の第6期を放送するようです。少しでも早く、現状が好転することを願う他ありません」(同)

 ドラマもアニメも、今は耐える時ということか。

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