横綱・白鵬、揺れる角界で「あと1年は現役続行へ意欲十分」… 「東京五輪土俵入り」実現なるか

編集部

 先日、日本相撲協会は、幕下以下の力士1人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

 感染力士は東京都内の病院に入院しているが、周囲を不安にさせているのは、感染ルートが不明な点である。相撲の場合、部屋で力士らが集団生活を送り寝食をともにしていて、汗をかいた体がぶつかり合う特性上、稽古でも感染危険がともなうことから、クラスター発生の心配もされている。

「現在のところ、他の感染者に関する報告はなされてませんが、相撲関係者の中には糖尿病や無呼吸の症状、血圧など持病を持っている者が非常に多く、業界内の感染拡大は絶対に許されません。このままだと5月24日に初日を迎える予定の夏場所の開催も危ぶまれていますが、相撲協会上層部は在宅での仕事を余儀なくされていて、頻繁に会議することもできない状況となっています。まず夏場所開催についての話し合いの場を持ち、なんらかの結論を出すことが急がれています」(角界関係者)

 取材するメディアも影響を受け、大相撲に関する情報が入りづらくなっている。拠点となっている両国国技館への入場が規制されたほか、各部屋での稽古取材は自粛を求められている。力士、親方に話を聞く場合は電話で行うこととなった。そんななか、さすがの精神力で平常心を保って、稽古に励んでいるのが史上初の無観客開催となった春場所で優勝した横綱の白鵬だという。

「ここのところ右足の状態が芳しくなかったようですが、こういった状況に『新しいケガや古傷を治す時間を与えてもらったと考えて体調を万全にし1日1日頑張っていく』と前向きに捉えていますよ。白鵬は『東京オリンピックで土俵入りすること』を夢に掲げ、以前から東京五輪までは現役を続けることを公言しています。五輪が来年2021年に延期になったことで、第一線で現役を続けるモチベーションがさらに強いモノになったようです。体力づくり、モチベーション維持に努め、精力がみなぎっていますよ」(同)

 白鵬に限らず、普段と異なる生活を強いられる力士たちだが、夏場所を目指し心身を鍛えている。

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