日向坂46の井口眞緒が卒業を発表した。いまやアイドル界のトップを走る日向坂を改名前のひらがなけやき時代からけん引してきた井口の卒業を祝し、冠番組『日向坂で会いましょう』（テレビ東京）では卒業式を開催。番組MCのオードリーやファン、メンバーから祝福の声が寄せられた。
番組内では井口の人気企画「スナック眞緒」のセットが現れ、春日俊彰は卒業証書授与とともに感動の言葉を贈った。「人をさげすむことなく、いつも自分をさげすんで笑いを取り、人一倍メンバーへの思いが強い井口くん」と彼女の人柄を語った春日。続けて若林正恭との即興アドリブ漫才や、スナック眞緒でのむちゃぶりなど、番組内での彼女の活躍を振り返りった。
ネットでは井口の卒業式に対し、「日向坂で唯一無二の存在と呼べる人だったなぁ。人望も厚かったんだろなぁ…勿体ない」「日向でこんなに笑わせてもらえるのは眞緒ちゃんのおかげだったんだね、ありがとう」「芸人が倒れ込むほどの笑いを取れる井口はやっぱ規格外だったよね。素晴らしい才能の持ち主だと思う」など、井口への感謝の気持ちや卒業を惜しむコメントが多数寄せられた。
ステップアップや方向性の違いからグループから離れるのは致し方のないこと。しかし、ここまで惜しまれながら、そして温かく見送られる卒業があっただろうか。昨年には欅坂46の絶対的エース・平手友梨奈が“脱退”を発表したことも衝撃だったが、同時にメンバーの織田奈那や鈴本美愉が卒業を発表。それぞれ脱退や卒業についてブログやラジオで理由を公表しているが、井口の卒業に比べればドライな対応だった。
スキャンダルが報じられたこともあった井口だが、卒業の際にはそのネガティブなイメージを払拭するほど、彼女の献身的な言動を振り返り思わず涙するファンが続出。
オードリーや番組スタッフからも頼りにされ、中心メンバーとしていつも笑いをとっていた井口は、卒業後も “ハッピーオーラの礎”としてたくましく活動してくれることだろう。
