乃木坂46の金川紗耶が4月11日にスタートする新番組『いっとこ！ みんテレ』（北海道文化放送）にレギュラー出演することが、今月25日に発表された。
金川は北海道生まれの19歳。2018年に4期生として乃木坂46に加入した若手メンバーだ。番組はグルメや、映画、ファッションなど北海道のトレンドを生放送で伝える情報番組。初のレギュラー獲得となった金川は「とても緊張しており不安ですが、自分にできることを精いっぱいやらせていただきます！ 老若男女、年齢を問わず多くの方に乃木坂46や私のことを知って好きになっていただけるよう頑張りますので、ぜひご覧いただけたらうれしいです！」とコメントをし、意気込みを表した。
国民アイドルグループである乃木坂46のメンバーが地方の番組に進出するとなると、地方に根を下ろし頑張っているローカルアイドルにとっては大きな脅威となるだろう。実は今、キー局ではなく地方テレビ局のローカル番組に出演するタレントが増えてきているのだ。
以前は滅多にローカル番組に出演しなかったジャニーズ事務所のタレントたちも、また続々と地方進出をしている。2月2日から始まった新番組『タイチサン！』（東海テレビ）にはTOKIO・国分太一がMCとして、NEWS・小山慶一がプレゼンターとして出演中だ。最近はキー局に出演できるタレント枠が少ないことと、ローカル番組でもネット配信によってどこでも視聴が可能になってきていることが理由であるようだ。
芸人でもアイドルでも、地方局で売れてから東京へ進出し、キー局への出演やレギュラーを目指す、といった図式はもはや古いのかもしれない。ジャニーズと同様、乃木坂46も今後は地方への進出が増えていくのではないだろうか。地方に住むファンはもちろん、地方局にとっても国民的アイドルの出演が増えるのは嬉しい限りだろう。
今月からNHKがネット同時配信を開始、民放キー局５局も今秋以降にネット同時配信の準備を進めていると言われている。テレビ視聴の構造が大きく変わろうとしている今、国民的アイドルたちも今までとは違った活躍が見られるようになりそうだ。人気番組でブレイクするよりも、地方で細く長く活躍していくメンバーも増えるのかもしれない。
