6日、井ノ原快彦が主演を務めるドラマ『特捜9 season3』(テレビ朝日系)が来月8日からスタートすることが明らかになった。さらに、先月から同局のバラエティ番組でMCを務めるなど井ノ原の快進撃が止まらない。彼の天性の人たらしとも思える手腕は、実は策略なのかもしれない。
『特捜9 season3』では、特捜班メンバーが1年ぶりに集結。井ノ原は「とにかく“見れば楽しめるドラマ”になっています」「1話ごとに完結するので、それぞれの話だけでも充分に面白いですが、最初から少しずつつながり、大きな流れになっていくので、ぜひとも1話から全部見ていただきたいです」と力強くアピールした。
『特捜9』シリーズは、元は2006年に『警視庁捜査一課9係』として始まったが、当時主演を務めていた俳優・渡瀬恒彦が2017年に急逝したことで、井ノ原が主演を引継ぎリニューアルした作品である。「NEWSポストセブン」の報道によれば、渡瀬は“最高の作品を作りたい”という想いから現場を仕切り、時には怒号を飛ばすほどの熱を持っていたという。
渡瀬が亡くなった時は、井ノ原をはじめとした関係者は号泣したとのこと。そんな井ノ原が今回の出演に対し意気込みを熱く語ったのもそのはず。渡瀬の想いを引き継ぎ、良い作品を作り上げたいのだろう。
そんな井ノ原は、先月21日からバラエティ番組『県索しちゃいました』(テレビ朝日系)のMCを務めている。テレビ朝日のバラエティ番組でMCを務めるのは実に8年ぶり。ネットでは好評価であり、幸先の良いスタートを切っている。井ノ原の番組にかける熱い想いが制作サイドをたらしこんだのか、テレビ朝日の局内では“井ノ原フィーバー”が起きているとも言える。
一昨年に卒業となったものの8年間も務めた『あさイチ』(NHK総合)。井ノ原はこのままテレビ朝日の朝までもぎ取りそうな勢いである。彼の人たらしの術は天性によるものなのか、あるいは策略か…。策略だとしたら実に狡猾だ。