タレントのマツコ・デラックスが司会を務めるバラエティ番組『マツコ会議』（日本テレビ系）の7日放送回において、居酒屋で24歳の男性3人にその場でヒゲを剃らせる場面があり、「かわいそう」「セクハラでは？」などと批判の声が殺到する事態になった。
スタジオにいるマツコが、話題のスポットでロケをするスタッフと中継を結び、企画編成会議を行う、が主旨の同番組。今回は、岐阜駅近くに約30店舗の飲食店がひしめくグルメエリア“岐阜横丁”が、男女の新たな出会いのスポットになっている、との情報が取り上げられた。
「マツコはその場にいた女性2人と男性3人を同席させたのですが、ヒゲを生やしていることに対して女性が“遊んでるように見える”と指摘したため、スタッフに電動髭剃りを用意させ、ほぼ強制的にその場で剃らせることに。マツコや女性から『爽やかになった』とおだてられた3人はご満悦の様子でしたが、放送終了後にネット配信された、その後を追った動画では、女性たちは3人に対し、『（異性として）なし』の判定。これに対してネット上では、『最初からなしなのにヒゲを剃らせただろ』『断れないムードだったから、泣く泣く剃った子もいたのでは？』などと、フラれたメンズに同情、番組の演出に対して批判の声が寄せられたようです」（芸能関係者）
セクハラ批判があった一方、「そもそも飲食店でヒゲ剃りって、どうなの？」「店の責任者はよく許可したな」などと、不衛生な点を指摘する声も相次いだ様子だ。
「男性3人はヒゲ剃り後、新たな出会いを求めて店内を歩き回ったため、『ヒゲが飛び散っているのでは？』『不衛生すぎる』などと、眉をひそめる視聴者が続出したようです。飲食店が衛生第一であることはいわずもがなですが、現在は特にコロナウィルスの感染拡大で世間がピリついている状況なだけに、『この中継は、岐阜横丁にとってプラスになったの？』と、疑問の声も寄せられてしまったようです」（同）
政府が不要不急の外出を控えるよう呼びかけているだけに、今後しばらくはバラエティ番組の企画においても、自粛ムードが反映されることになってしまうのかもしれない。
