先月29日、女優・戸田恵梨香が主演を務めたNHKの朝ドラ「スカーレット」がクランクアップ。視聴率は芳しくないものの、戸田の熱演を評価する声は上がっていた。
しかし、世間はスカーレットよりも新型コロナウイルスの話題で持ちきりであり、戸田の印象が非常に薄くなっている。さらに、クランクアップセレモニーすらも質素になりそうだとのこと。あまりに幸が薄い戸田に同情の声が集まっている。
光文社の週刊誌「女性自身」によると、当初は3月2日に大阪の有名ホテルで出演者や製作関係を含めた数百人規模の大々的な打ち上げが行われる予定だったが、2月下旬に急遽中止が決まり、戸田は「この時期だから仕方ないよね…」と寂しそうに語ったという。そんな中、出演者である俳優・北村一輝は、共演者同士で作ったグループLINEで「近いうちに“家族”で集まろうよ！」と、作品内で家族関係の役を演じた芸能人をはじめ、幅広く声をかけているとのことだ。どうやら通例の豪華な打ち上げは質素な“家族会”へと変わりそうである。
約1年にも及ぶ撮影を続けてきたスカーレットだが、視聴率は不調続き。この10年間で平均視聴率20%台をキープし続けてきた朝ドラの大記録も途絶えてしまう可能性がある。しかし、視聴率に反し、戸田は「喜美子は戸田ちゃんにしかできない」「やっぱり喜怒哀楽の出し方が上手い」とネットでは好評であり、スカーレットの脚本を手がける水橋文美江は「素晴らしい女優さんだと思います」と、太鼓判を押すほどの演技力を見せている。
数値は取れないものの健気に役を演じる評判のいい戸田であるが、この頃は新型コロナウイルスの話題に押され、今にもその印象が消え入りそうである。ネット上では「コロナの話題ばかりで朝の戸田ちゃんが頭に入ってこない」「スカーレットやってる時はコロナの件をTwitterで検索する時間」と、戸田の熱演がスルーされている事態。一方で、「戸田ちゃん、こんなに頑張っているのに」「落ち込まないでほしい」と、同情の声も多く上がった。
弱り目に祟り目という言葉がこんなにも似合う朝ドラ女優も珍しいかもしれない。今後の戸田に更なる不幸が振りかからないよう願うばかりだ。
