また、ライブを中止したとしても、アーティスト側に打つ手が残されているのではないかという意見もあるようだ。
「先月の28日に熊本で無観客ライブを配信したスキマスイッチや、同じく1日に無観客ライブの配信を行ったナンバーガールなど、多くのアーティストが、観客を入れるかわりに配信を行うなどの選択肢を取っています。
もちろん、こうしたことを行っても、チケット代や物販などの収入を得ることはできませんので、大きな赤字になる事は間違いありませんが、新たなファンの獲得、従来のファンへのサービスとして、未来への投資になる部分はあると思うんですよね。とはいえ、ライブでの赤字が即活動へ影響するという規模のバンドの人にとってみては死活問題であるのも確かですから。多くのイベント関係者が難しい判断をしないといけない状況と言えますよね」(同上)
感染リスクと特別な日の楽しみ――。天秤にかけるのが難しいことは事実だが、なるたけ危険はさせてもらいたいと、YOSHIKIのように考える人が多いことも、また事実だろう。