14日、フィギュアスケートの平昌五輪の金メダリスト、アリーナ・ザギトワが一時的に活動休止することを発表した。今月に行われるロシア選手権には出場しない見込みだ。
シーズン真っ只中のフィギュアスケート界に衝撃が走った。17歳の若き五輪女王から、突然の活動休止宣言。「事実上の引退」と報じているメディアもある。今月、イタリアのトリノで行われたGPファイナルで最下位に敗れた後、その動向が注目されていたが、まさかの結果となった。
「試合に出たいという気持ちが、また戻るといい」とコメントを残しているザキトワ。どうやら活動休止の理由は、著しいモチベーションの低下のようだ。GPファイナルで各メディアが挙げた最大の敗因は、女子特有の年齢による体系の変化であり、長身のザキトワには、さらに大きな対応が迫られているという。
「驚きましたが、ザキトワ本人はあくまで活動休止であり、フィギュアスケートからの完全な引退は否定しています。ただ、これまでのペースで練習することはないらしく、第一線に復帰するのは相当難しいと述べざるを得ないでしょう。SNS上では世界中のファンから休止を惜しむ声が届いていますが、当面はアイスショーなどの出演が中心になりそうです」（記者）
一方、14日朝のラジオ番組『徳光和夫 とくモリ！歌謡サタデー』（ニッポン放送）にゲスト出演したバンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さんは、選手目線から「体重の増加というのが一番乗り越えなければならないところ」と競技の厳しさを指摘。「ここを乗り越えたらまた明るい光が見えてくる」とザキトワにエールを送っている。
「これからもコーチの元にとどまります。コーチ陣やスケート協会、ファン、そして家族にはとても感謝しています」
そうコメントを残しているザキトワ。果たして、五輪女王の奇跡的な復活はあるのか。フィギュアスケート界に新たな展開が訪れている。
