楽天・嶋基宏「退団」の裏に石井一久GMの支配力!? 「最下位→3位」前監督解任に続き「チームの立役者」冷遇……
編集部
この日の取材で「フラットな目で勝負させてもらえる球団を探したい」と漏らしていた嶋。ファンにとっては寂しい別れとなったが、先日にも大きな別れがあった。
「10日に退任が発表された平石洋介監督ですね。昨年のシーズン途中に梨田昌孝前監督の後を引き継ぐ形で監督代行を務め、今年は球団史上初の生え抜き一軍監督になりました。
チームを最下位からクライマックスシリーズ（CS）出場の3位まで躍進させたんですが、CS敗退後、いきなりの電撃解任。実はこの裏にも『石井GMの意向が強くあった』と言われていますね」（同）
実際に、楽天はその翌日に三木肇二軍監督の一軍監督昇格を発表。だが、この三木監督と石井GMはかつてヤクルトの同僚という間柄だ。昨年、石井氏がGMに就任した際に、三木監督の楽天入閣を熱望したという。
その1年後、最下位から3位と結果を残した平石監督が切られ、三木監督が二軍から昇格したというわけだ。
一軍監督の就任会見で石井GMから「一緒にこのチームを強くしよう、変えていこうと、熱い言葉を頂いた」と語った三木監督。楽天はGM主導で、これから大きく変わるのかもしれないが、変革の「犠牲」も小さくはなさそうだ。