メルカリ、鹿島アントラーズ買収でJ参戦!世界的スターを揃える楽天神戸の対抗馬になるか?

編集部

 フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリは30日、記者会見を開き、プロサッカーチーム・鹿島アントラーズの経営権を取得する見込みであることを発表した。

 国内のフリマアプリ業界で業績を伸ばし、アメリカへの進出やメルカリアプリを使用した決済「メルペイ」のサービス開始など、事業拡大中のメルカリの参戦は、Jリーグに新たな波を起こすのだろうか。

 メルカリは30日、鹿島アントラーズの主要株主である日本製鉄、運営会社の鹿島アントラーズ・エフ・シーと共同記者会見を開催。日本製鉄の保有する株式の大半を取得し、鹿島の経営権を獲得する契約を結んだことを発表した。鹿島は1993年のJリーグ発足以降活躍を続け、20072009年にはリーグ3連覇を果たすなど、日本プロサッカーの国内三大タイトルすべてで最多の優勝回数を誇るビッグクラブだ。しかし2012年に親会社が合併により住友金属工業から日本製鉄(当時は新日鐵住金)となって以降、外様の鹿島は常々身売りが検討されていたようだ。

 そこで白羽の矢が立ったのが、20174月から鹿島とスポンサー契約も結んでいる急成長のIT企業・メルカリだ。スポーツ新聞「日刊スポーツ」の報道によれば、メルカリ以外にも複数の企業から打診があり、総額100億単位の売却話でホームを鹿島から東京に移転するプランも提示されていたという。しかし日本製鉄側は地元優先にこだわり、鹿島に残ることを第一条件に挙げたメルカリと16億円での譲渡を決めたのだという。

 近年のスポーツ業界は、IT企業や新興企業などの経営参画が続いている。2005年に東北楽天ゴールデンイーグルス、2014年にもヴィッセル神戸の経営権を取得した楽天をはじめ、サイバーエージェントやRIZAPなどもクラブの保有に動いた。ヴィッセル神戸と言えば、イニエスタ、ポドルスキ、ダビド・ビジャといったFIFAワールドカップでも活躍した大物外国人選手を相次いで獲得し大きな話題となっている。

 メルカリが事業を拡大しているアメリカのプロリーグでは、元イングランド代表FWのルーニーや元ドイツ代表・シュヴァインシュタイガー、元スウェーデン代表・イブラヒモビッチなどがプレーしている。現地での知名度を武器に彼らの獲得に動く可能性もゼロではないだろう。メルカリ鹿島は、世界的なスターを揃える神戸の対抗馬となるのか。今後の鹿島のチーム編成に注目が集まる。

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