大みそかのNHK紅白歌合戦に人気アーティストの米津玄師が出演することが決定。大ヒット曲『Lemon』を披露するという。
米津といえば、メディア露出が極端に少なく、テレビで歌唱するのはこれが初めてとなる。『Lemon』は昨年12月に亡くなった祖父への“鎮魂歌”でもあり、祖父のいた故郷・徳島からの生中継というNHK側の提案が奏功したようだ。
若者の間で“神格化”すらされている米津については、「ミステリアス」というワードで語られることが多い。
「米津は10月25日に発表された『東京ドラマアワード2018』の授賞式に出席。マスコミの前にはめったに姿を見せないだけに、会場には多くの報道陣が集結しました。しかし式が始まる直前、スタッフからプリントが配布され、米津登壇時の“禁止事項”として『その場で撮影した米津の写真や映像は一切使用してはならない』と書かれていたことで、現場は大荒れとなりました」(芸能記者)
となると、そんな米津のプライベートを暴こうとするマスコミが現れるのも当然で、11月29日発売の『女性自身』では20代女性との深夜密会デートが報じられてもいた。
今回、米津が紅白出場を決意した背景にはこうした「キャラ」が一人歩きしていることに嫌気が差していた可能性もあるという。音楽ライターが言う。
「米津は12月3日に更新したツイッターで、『ミステリアスと言われることが多いが、ミステリアスと言われるたびに、そんなつもりで生きてない!と腹踊りをするような気持ちでここ最近生活してる』『大いなる誤解に対してどこまで距離を置くべきなのか測りかねてるうちに、毎日は何となく過ぎてって、自分にとってそれが重要な問題ではなくなってしまう。次第に腹踊りが上手くなり、腹筋がくっきりと六つに割れ出す。この調子で歌も上手くなるかしら』と、勝手に作られていく世間のイメージに苦悩している様子が伺えました。彼は以前、ファンからテレビに出ない理由を聞かれ、『テレビ側が呼んでくれたら、あと自分が必要だと感じたら出るよ。出ないと決めてるわけじゃない』と答えています。日頃のツイッターからも気さくな感じが伝わってきますし、紅白でのトークで世間の見方もかなり変わってくるかもしれません」
紅白では曲以上に「どんな人物なのか」にも注目が集まりそうだ。