17日、楽天平石洋介監督が、今季限りで退任する可能性が高いことがわかった。
平石監督は昨年6月よりシーズン途中で辞任した梨田監督に代わって監督代行に就任。今期から正式に1軍監督となったが、1年契約だった。
39歳と、12球団で最年少監督だが、選手に近い「アニキ」的存在として対話を重視。その成果もあってか、シーズン序盤は首位にも立った。現在はロッテの1ゲーム差でCS出場権の3位争いをしている状況である。
今回の退任報道に、世間からは疑問の声が多いのも事実だ。
「CS出場をかけた重要局面に退任の話が出るというのは、やはり微妙とはいえるでしょうね。選手たちのトーンが下がらないか心配な部分もあります。
また、今年はチームの二枚看板である則本昂大、岸孝之がシーズン中盤まで出場できず、計算違いでのシーズンスタートとなった部分もあります。それでも一時は首位、現在でもCS争いをしているわけですから、立派な成績だと評価する声は多いですよ。楽天・三木谷オーナーへの苦言も少なくはありません。
メディア、選手たちの評判もすこぶるいい監督だけに、残念ですね」(記者)
一度外から楽天を見つめ、また戻ってきてほしい人物だ。