阪神タイガースが7日、DeNAとの接戦を制し、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを2勝1敗で5年ぶりのCSファイナルステージへの進出を果たした。
采配がズバズバアタった矢野燿大監督は「こんな試合してくれて、選手はすごい。チーム全員で戦い、気持ちでカバーできるところが、ウチの強みだと思う。一人一人の気持ちがつながっている感じがする」と大ハシャギ。チーム一丸となって読売ジャイアンツとのファイナルステージへと向かう。
ただ、必死のパッチで戦ったタイガースに対し、待ち受けるリーグ王者は余裕が違うようだ。
「ジャイアンツの関係者は大喜びしていますよ。相性の悪いベイスターズよりも、今シーズンの対戦成績15勝10敗と圧倒している格好の〝カモ〟のタイガースの方が断然、くみしやすい。
東京ドームで戦っても本塁打のコワさがない貧トラ打線は守りやすく、投手を中心に試合を運びやすいようです。またファーストステージで藤川球児に2イニング投げさせたり、島本浩也、岩崎優ら中継ぎをおしげもなくつぎ込んで、ギリギリファイナルステージに進出したので、ダメージは相当あります。ヘトヘト状態でジャイアンツと対戦することになり厳しい戦いとなりそうです。相手が決まった時点でジャイアンツの日本シリーズ進出は決定も同然ですよ」(スポーツ紙デスク)
アンチジャイアンツファンが恐れている事態が現実のモノとなりそうだという。
「そもそもタイガースがジャイアンツをリーグ優勝させた戦犯ともいわれています。1位を争っていたベイスターズと広島カープに噛みつき、ジャイアンツには5つも勝ち越しを許しました。タイガースがジャイアンツのアシストをしていることはまぎれもない事実です」(同)
レギュラーシーズンと同じようにタイガースがジャイアンツを勢いに乗せてしまうのだろうか。