森田剛「大器晩成型アイドル」として遅咲きブレイク？岡田准一に匹敵する大人の色気と俳優オーラ
17日、「V6」森田剛と女優の吉岡里帆が、来年1月から公演される舞台「FORTUNE」で初共演することがわかった。
東京芸術劇場で1月14日から2月2日まで上演が予定されている。公開されたビジュアル写真に写る主演の森田は、V6メンバーで俳優としても活躍する岡田准一に負けない貫禄があり、晩成型役者としてブレイクする気配を感じさせる。
今回の舞台は、世界的に活躍するイギリスの劇作家サイモン・スティーヴンスがヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの代表作「ファウスト」を現代風にアレンジした新作。以前にもサイモンの作品に挑戦した森田は「サイモンの戯曲は精神的に強く揺さぶられるので、前回とても苦しんだことも思い出し、そこにまた飛び込むことにも勇気が要りました」と、作品の葛藤を明かした。
森田は過去にも数々のドラマや映画に出演しているが、若い頃は演技力を評価されることはなかった。反対に、岡田は主演を務めた映画「永遠の0」で日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞を受賞。V6の演技派といえば岡田という印象が強いが、森田もここ数年で俳優としての頭角を見せ始めている。
2016年に公開された映画「ヒメアノ～ル」で森田は連続殺人鬼役を演じ「日本の映画史に残るような圧巻の演技」と言われるほど賞賛された。ネットでは「ヒメアノ～ルみてから森田剛が頭から離れない」「演技が全くステレオタイプじゃなくて何しでかすか分からない本当に危ない奴感がギンギンに漲っていた」など、森田を高評価するコメントが集まっている。
2010年に公開された映画「人間失格」では森田の演技への評価が低かっただけに、約6年ぶりの主演映画となったヒメアノ～ルでは成長を見せつける結果となった。最近では蜷川幸雄、宮本亜門らの演劇界の重鎮からも演技力を賞賛され、ジャニーズだけではなく、舞台ファンも魅了する存在となりつつある。岡田を超えるほどの大物になるか。舞台だけでなく、ドラマや映画俳優として森田の爆発的ブレイクに期待したい。