安部譲二さん死去、あの大物政治家と同級生?

編集部

 作家の安部譲二さんが2日に亡くなっていたことがわかった。82歳だった。近親者によりすでに葬儀、告別式は済ませたという。

 安倍さんといえば、元暴力団員であり刑務所生活をもとにした自伝的小説『塀の中の懲りない面々』(文春文庫)などで知られる。本作はベストセラーとなり映画化、ドラマ化がなされた。安倍さんといえば、幅広い交友関係で知られ、愚連隊出身の名俳優である安藤昇、昭和の大スターである石原裕次郎などがあげられる。その中でも、ある大物政治家と意外なつながりがあった。

「橋本龍太郎ですね。有名進学校である麻布中学校で席を並べる同級生として知られます。安倍は橋本を『龍ちゃん』と呼ぶ間柄であったようですね。もともと安倍は、試験当日に、頭の良さそうな人間の受験生の後ろに座ってカンニングをしようと思い、そこで目をつけたのが橋本だったようです。ただ橋本も実際は安倍同様に成績は下位グループだったようですね。のちにテレビ番組でも共演を果たしていますね」(芸能関係者)

 橋本龍太郎と言えば、強面なイメージばかりが先行するが、ユーモアのある側面もある。トレードマークだったきっちりとセットした髪型に対し鈴木宗男が「ポマード野郎」と陰口を叩いていたら「これはムースだよ」と反論したエピソードもある。

 さらに喫煙者として知られチェリーを愛飲していた。女性関係に奔放であったといわれる。まさに昭和の大物自民党政治家といったエピソードが満載であろう。こうした遊び人気質なところが安部さんとウマがあったのかもしれない。

 安部さんの死去により、古き良き昭和を知る生き字引が失われてしまったのは残念でならない。ご冥福をお祈りしたい。(文=相川ナロウ)

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