友近「パワハラ報道」の裏に壮絶な「苦労」……一人コントの原点とは

編集部

 人気お笑い芸人の友近のパワハラ疑惑が『週刊新潮』(新潮社)に報じられている。記事によれば、友近のマネージャーは過去に20人近く代わっており、この1年でも2人の担当が吉本興業に嘆願書を出し友近からの罵声や深夜におよぶ説教を訴えている。記事では友近本人もコメントしており一部事実関係を認め、マネージャーを鍛えるために正義感で発言していると釈明している。

 友近は仕事に生真面目に取り組むことで知られている。そこには隠れた苦労人としての来歴も関係していそうだ。

「友近は吉本興業の芸人養成所であるNSC大阪校出身です。同期にはウーマンラッシュアワーの中川パラダイス、ガリガリガリクソン、三浦マイルドなどがいますね。友近は入学時点で27歳であり、20歳前からはじめるほかの同期芸人に大きく遅れを取っていたといえます。それを挽回するために努力を重ねたといえるでしょう」(業界関係者)

 友近は愛媛県出身。県内の大学に在学中に地元のテレビ局でレポーターのアルバイトなどをしていた。卒業後は地元の道後温泉で1年ほど旅館の仲居を経験し、その後再びレポーターに戻る。愛媛では知名度のあるローカルタレントとなりつつあったが、自分が本当にお笑いをやりたいと思いNSC入学を決意する。

「彼女はNSC入学時点でまっさらな素人ではなくセミプロ的な立ち位置だったといえるでしょう。これは舞台女優やマナー教室の講師として活躍していたエド・はるみや、文学座研究所出身のジャングルポケットの斉藤慎二に共通します。ただ、NSCはすべてゼロからやる覚悟が求められます。友近も、エレベーターガールやウエイトレスなどのアルバイトをしながら、観客の観察をすることで、現在の芸風に通じずる一人コントを作り上げてゆきました」(前出・同)

 厳しい芸の道を自ら選び、成功をつかみとった友近だからこそ、パワハラとも取られかねない厳しい言葉が出てしまうのかもしれない。(文=相川ナロウ)

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