24年のパリ五輪において野球・ソフトボール、空手は正式種目に採用されなかった。東京五輪では開催される3競技だが、それも一応は「今回のみ」という結論が出てしまった。日本開催だからこそ選ばれた競技、というのが如実である。
東京五輪前にやや盛り下がるニュースが出てしまったが、納得がいかない声が多いのも事実である。
そんな中『ひるおび!』(TBS系)で、コメンテーターの八代英輝弁護士がこの件に噛みついた。
八代弁護士は「テコンドーがソウル五輪の公開競技からしれっと正式種目に居続けている」と指摘。さらに「テコンドーは空手の亜流。空手が正式競技になってテコンドーはそこに吸収されるべきだ」と、テコンドーはOK、空手はダメという状況に不満を述べた。
空手は日本の空手から派生したものといわれているのは事実だ。テコンドーの競技人口は全世界7000万人、空手も流派やフルコンタクトと『寸止め』をすべて合わせれば6000万人いるといわれている。人口面では遜色はない。
では、なぜ空手とテコンドーで扱いが異なるのか。
「『ロビー活動の差』とう意見はあります。韓国と日本では、内部の人々の政治的『うまさ』に大きな差があるということです。日本が金メダルを取ると、その競技はルール変更されるというウワサは昔からありますが、それもまたこういった部分が影響しているのかも」(記者)