まさかのサプライズは白組のほうに起きた。
11月9日、「NHK紅白歌合戦」の司会者が発表され、紅組は広瀬すず、白組は嵐・櫻井翔が務めることがわかった。
「事前の報道では、白組は嵐の5年連続司会は決定済みで、今年は19年のNHKドラマ『永遠のニシパ』主演の松本潤で鉄板。焦点は紅組に絞られ、来年の大河ドラマ『いだてん』に出演する綾瀬はるかと4月に朝ドラ『なつぞら』で主演する広瀬に絞られていました。記念すべき100作目の朝ドラが優先されたのは想定内でしたが、櫻井が選ばれたことには業界内でもどよめきが起きています」(芸能記者)
急転直下のキャスティングの裏には、広瀬サイド、ジャニーズ、NHKそれぞれの思惑があったという。
「司会経験のない広瀬が抜擢されたことで、司会経験の乏しい松本ではうまくフォローしてもらえないと不安を感じた広瀬サイドから、櫻井への交代が打診された可能性もあります。櫻井は今年公開の映画『ラプラスの魔女』で共演し、お互い気心の知れた間柄ですからね」(スポーツ紙記者)
一方、ジャニーズサイドも松本より櫻井を先にする大きなメリットがあった。
「櫻井といえば、今年はテレビ朝日の小川彩佳アナとの破局報道や女子大生との熱愛報道があり、イメージダウンを余儀なくされています。一部では松本が強行突破で結婚に踏み切るのでは、と報じられていましたから紅白司会後まで先延ばしさせることもできますし…」(女性誌記者)
そして、NHKの思惑はこうだ。
「櫻井は19年にラグビーワールドカップ日本大会、20年には東京五輪で日本テレビのキャスターを務めることが内定済み。他局の色が付いた櫻井に紅白を任せるのはいかがなものか、というわけです」(テレビ関係者)
高視聴率が約束されているNHK紅白だけに、その裏では視聴者そっちのけのきな臭い交渉が行われていたようだ。