昭和最大の怪事件の1つ「3億円事件」の犯人を名乗る人物の「告白文」が掲載。大きな話題を呼んでいる。
「小説家になろうをご覧の皆さん。この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます。–府中三億円事件を計画、実行したのは私です。今なお語り継がれる未解決事件の全貌を、みなさんにお話し致します」
こんな文章ではじまる告白文が掲載されたのは投稿サイト「小説家になろう」。この人物「白田」は、妻の他界を機に「真実」を告白することを決意したという。「あらぬ脚色等や偏見もなく、直接この文章を目にしていただける」と思い、同サイトへの投稿を決めたのだという。
約8万字に及ぶ長編として約1カ月半連載し、先月23日に完結した物語には、3億円事件の「真相」とされる物語が綴られている。
「『私が犯人です』と告白するところも含めての『小説』、という意見もあり、信じる人は少ない状況ですね。これまで3億円事件を題材にした作品は数多あり、どれもが評判になるなど、怪しい魅力に溢れた題材。『嘘』だったとしても、やっぱり吸い寄せられてしまうネタですよね」(記者)
また、一部ではすでに「犯人はわかっている」という話もある。
ネット上ではすでに「犯人はあの人物の可能性が大ってあったからな」「完全な話題作りだろう」と、すでに有力な「犯人候補」がいる、という指摘は多い。
果たして虚構か真実か。何にせよ話題を作ったという点では作者は成功したのかもしれない。