アトランティック・フェザー・スター
画像は、「Antarctic Underwater Field Guide」より
浅海から6,000m級の深海まで広く分布するウミユリ綱の一種である“アトランティック・フェザー・スター”は、南極の冷たい海を好む。ウミユリは2億5,000年前の地層から化石が多く見つかっており、生きた化石として有名な生物だ。
ろ過摂食を行うためほとんど動かないが、その泳ぎが映像に捉えられたこともある。アトランティック・フェザー・スターの泳ぎはとても優雅で、20本の“腕”を使って羽ばたくように海を舞う。
2008年にはNIWA(ニュージーランド水大気研究所)が南極大陸近くで数百メートルに渡って群がる多数のウミユリ群を目撃。南極近くで新種が見つかる可能性があると発表していた。